2019年のシーズンから錦織選手が使用しているラケット「ULTRA TOUR 95CV」の重量が軽くなったものです。
錦織選手が小さいときに使用していたラケットのスペックと同様のスペックとので、日本限定発売です。
スペック
ラケットの特徴として、バランスが平均34cmとなっており、同機種のULTRA TOUR 95CVは32.5cmで、こちらもトップヘビーでしたが、それよりもさらに先端が重くなっています。
ラケットの長さは27.25インチと多くのラケットは27インチなのに対して、約0.6cm長くなっています。これにより、通常よりもボールにパワーが伝わるようになっています。
さらに、グリップが長いのも特徴です。これは錦織選手がバックハンドを打つ際に右手と左手を離して持つので、左手がフレームに当たらないようにする為とのことです。
重さとバランス以外は、ULTRA TOUR 95CVと同じスペックです。
| ラケットスペック | |
|---|---|
| 重さ（ウエイト） | 平均289g |
| バランス | 平均34cm |
| サイズ/レングス | 27.25インチ |
| フェイス面積 | 95平方インチ |
| フレーム厚 | 22.0/22.0/22.0mm |
| ストリング・パターン | 16x20 |
ストローク
ストロークトップヘビーのラケットなのですが、ULTRA TOUR 95CVに比べて、ラケット自体の重量が軽いため、かなり扱いやすく感じました。
軽いだけでなく、先端が重いので、スイングするとラケットの重さで自然に降り抜くことができ、しっかりとボールにパワーを伝えることができます。
降り抜きがよいので、そこまで力を入れなくても、速いボールを打つことができました。
ULTRA TOUR 95CVと同様に、フラットドライブ系の低い弾道の球が打ちやすかったです。しかし、決してスピンがかけにくいわけではなく、振ったら振った分だけスピンをかけられます。
打感としては、柔らかく、ボールがストリングに乗っている感覚で打つことができました。
ボレー
トップヘビーのラケットなので、操作に多少苦しみましたが、ラケットが軽いため、そこまでの違和感はありませんでした。
また、ULTRA TOUR 95CVと同様に、面の安定性が高く、速いボールに対しても、面ブレすることがありませんでした。
打感は、柔らかく、ボールがストリングに乗るような感覚なので、運ぶようなスイングにより、良いボールを打つことができました。
サーブ
サーブもULTRA TOUR 95CVと同様に、振り抜きがよく、ラケットの先端の重さにより、フラットサーブでは、簡単にスピードを出すことができました。
スピン系のサーブでも、ボールが乗る感覚があり、回転がかけやすいです。
まとめ
ULTRA TOUR 95CVと比較すると、重量が軽いため、操作がしやすく、使いやすいラケットでした。
ULTRA TOUR 95CVを使いたいけど、もう少し操作しやすいラケットが良いという方にお勧めです。
筋力があって、しっかりラケットを振れる方は、ULTRA TOUR 95CVの方が、パワーが出るため、そちらの方が良いのかなと思います。
錦織選手がジュニアの時に使用していたラケットと同じスペックとのことですので、ジュニアの方にもお勧めできるラケットではないかと思います。
・癖がなく、ボレーもストロークも打ちやすい。
・振り抜きの良さで速いサーブや、スピンのかかったサーブが打てる。
主要な販売サイトは、以下から確認できます。
