西岡選手や大坂なおみ選手をはじめ、プロ選手の多くが使用しているヨネックスのラケット。
今回はそんなヨネックスの新作のラケット、Vコアプロ100を打つことができたので、感想を記載します。
このラケットは現役最年長世界ATPシングルスランカーの松井俊英選手が使用しているラケットです。
元世界ランキング4位のワウリンカ選手はこのシリーズのフェイス面積が97インチのモデルを使用しています。
スペック
前作のVCOREPROとの大きな違いはフレーム厚が21mmから23mmになった点とシャフトが10mm長くなっている点です。
これによりラケットによりパワーが付与されており、しなりが強くなっています。
ラケットスペック | |
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重さ(ウエイト) | 平均300g |
バランス | 平均32.0cm |
サイズ/レングス | 27インチ |
フェイス面積 | 100平方インチ |
フレーム厚 | 23.0mm |
ストリング・パターン | 16x19 |
ストローク
初めて打った感想は「凄い飛ぶ」でした。
もちろん、ピュアドライブなどの中厚ラケットに比べると飛びませんが、前作のシリーズより確実にボールが飛びます。
自分の感覚的にはヘッドのSpeedぐらいのパワーを感じました。
(因みにSpeed MPのフレーム厚も23mmです。)
どちらかというとフラットドライブ系の球が打ちやすく、直線系のスピードのあるボールで相手を攻めることができました。
打感としては、やや柔らかく、ラケットのしなりを感じました。
また、守備的なボールであってもラケットのアシストによりしっかりと相手のコートに返すことができました。
(前作のラケットを使用した際に、守備的なボールを返すのが難しく感じたので、フレーム厚が21mmから23mmになった恩恵かもしれません。)
使い慣れていないためか、リターンの際にボールがやや下に行きやすい感じがありましたが、使い続けることで改善できそうです。
ボレー
ストローク同様、ラケットのパワーを感じました。
ラケットがしなる感覚がありつつ、威力のあるボールを打つことができました。
また、厳しいボールに対してもラケットの面を合わせて打つだけである程度のボールを返すことができました。
サーブ
面の大きさが小さいわけではないのですが、普段使用している100インチのフェイスサイズのラケットと比べ、振り抜きの良さを感じました。
振り抜きが良いため、特にフラットサーブが打ちやすく、スピードのあるサーブを打つことができました。
また、スピン系のサーブでも回転のかけやすさを感じました。
まとめ
使用するまでは競技系の難しいラケットなのかと思っていましたが、打ってみると思った以上にラケットにパワーがあり、打ちやすいラケットでした。
今まで競技系のラケットを使用していて、もう少しパワーのあるラケットが欲しいという方でコントロールも重視したいという方や、中厚系のパワーのあるラケットを使用していて、もう少しコントロールがしやすいラケットが欲しい方には、一度打ってみて欲しいラケットです。
・ボレーでは威力のあるボールを打つことができ、コントロールもしやすい。
・振り抜きが良く、スピードのあるサーブが打てる。
主要な販売サイトは、以下から確認できます。