アルカラス、ジョコビッチ敗退!波乱の2024年全米オープンテニス

本ページでは2024年のテニスグランドスラムの全米オープンについて紹介します。

Embed from Getty Images

 

スポンサーリンク

大会概要

グランドスラムの最後である、全米オープン。2014年に錦織圭選手が準優勝を飾ったこの大会は、グランドスラムの他の大会と比較してBIG4以外の選手が比較的優勝している大会です。
全米オープンは、テニス界で最も注目される4大大会(グランドスラム)の最後を飾る大会です。
ニューヨークで開催され、ハードコートで行われるこの大会は、毎年お祭り騒ぎ。
日本では、2014年に錦織圭選手が準優勝を果たし、一躍話題となりました。また、全米オープンは、他のグランドスラム大会に比べて、BIG4以外の選手が比較的優勝している大会でもあります。

 

 

1週目の結果(男子シングルス)

1週目はいきなり波乱がありました。(グランドスラムでは、"おおよそ"4回戦までをファーストウィーク、"だいたい"準々決勝以降をセカンドウィークと呼んでいます。)
世界ランキング3位の優勝候補、アルカラス選手が2回戦でオランダのザンダスフルプ選手に0-3のストレートで敗退。
そして、パリオリンピック優勝の大本命、ジョコビッチ選手が3回戦でオーストラリアのポピリン選手に1-3で敗退。
結局ベスト8に残ったトップ10の選手は、シナー選手、メドベージェフ選手、デミノー選手、ズベレフ選手、ディミトロフ選手の5名。
ジョコビッチ選手、アルカラス選手、ルブレフ選手、フルカシュ選手、ルード選手は敗退という結果になりました。
今年はオリンピックもあり、シーズン後半になると試合数の増えるトップの選手は、より疲労が蓄積してくるのでしょうね。

そんな中でのファーストウィークのベスト試合は3回戦のシェルトン選手とティアフォー選手の試合ではないでしょうか。
地元アメリカ勢同士の組み合わせということもあり、地元ファンは大盛り上がり。
ランキング13位のシェルトン選手がランキング20位のティアフォー選手よりやや有利かと思っていましたが、結果は3-2(4-6、5-7、7-6、6-4、6-3)とティアフォー選手が2セットダウンからの逆転勝利。
試合時間も4時間3分というまさに死闘でした。
どちらも素晴らしいプレーでしたが、本当にティアフォー選手は安定感が増しましたね。
波のある選手という印象でしたが、今大会は非常に安定しており、自己最高の準決勝を超えることができるか注目です。

 

Embed from Getty Images

準々決勝以降のドロー

男子シングルス(トップハーフ)

シナー[1]     (イタリア)
メドベージェフ[5] (ロシア)

 

ドレーパー[25]  (イギリス)
デミノー[10]   (オーストラリア)

[ ]…世界ランキング


順当に勝ち進んでいる、シナー選手とメドベージェフ選手の試合に注目が集まりますね。
二人の対戦成績は7勝5敗でメドベージェフ選手がやや勝ち越している状況です。
直近のウィンブルドンでもメドベージェフ選手の勝利となっていますが、フルセットの激戦でした。
今回も激しい戦いが予想されます。


男子シングルス(ボトムハーフ)

フリッツ[12]  (アメリカ)    7      3  6  7        〇
ズベレフ[4]    (ドイツ)       6(2)  6  3  6(2)    ×

 

ディミトロフ[9]  (ブルガリア)    3    7     3  1  (棄権)   ×
ティアフォー[20]   (アメリカ)    6  6(5)  6  4               〇

[ ]…世界ランキング


こちらは優勝候補のズベレフをフリッツ選手が破り、準決勝へ進みました。
また、ディミトロフ選手の棄権によりティアフォー選手が準決勝へ進んだ結果、地元勢同士の準決勝となりました。
これにより、アメリカ出身選手の決勝進出が確定。ロディック選手以来18年ぶりに地元選手が決勝に挑むことになります。

 

 

注目選手

残った選手の中で全米オープン優勝経験者は、メドベージェフ選手のみ。
それ以外の選手は全員初優勝となります。
特に、今年の全豪オープンで優勝しているシナー選手はメドベージェフ選手を乗り越えればかなり優勝に近づくでしょう。

一方でアメリカ勢のフリッツ選手、ティアフォー選手はどちらが勝ち進んでも地元の大声援を味方につけることができ、大きなアドバンテージを得ることができます。

混戦となった全米オープン、誰が優勝トロフィーを掲げるのか、目が離せません!

スポンサーリンク
おすすめの記事