本ページでは錦織圭(Nishikori Kei)選手のプレースタイル、使用しているラケット、シューズなどの紹介を行います。
プロフィール
錦織圭選手は、1989年12月29日に島根県松江市で生まれました。身長178cmのテニス選手の中では小柄な選手で、右利きです。バックハンドは両手打ち。
2007年にプロのテニスキャリアをスタートさせ、ツアーで着実に実績を重ね、
2015年にはBIG4と言われるとてつもない選手(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、ジョコビッチ)が数々の大会を独占している中、キャリアハイの世界ランキング4位を獲得。
2014年には全米オープンでラオニッチ選手、ワウリンカ選手、ジョコビッチ選手を破り決勝進出を果たし、
日本人として初めてグランドスラム決勝に進出しました。(決勝では絶好調チリッチ選手に敗れ残念ながら準優勝。)
この活躍で日本の皆さんの注目度が一気に上がりましたね。
(私がWOWOWを契約したきっかけとなったのもこの大会。)
ファンの皆さんは「ケイ」と呼んでいますね。
2023年に長期の怪我から復帰を果たしましたが、残念ながらその後も怪我によりツアーを休んでいます。
Happy about win yesterday @atptour pic.twitter.com/aIatkrwC58
— Kei Nishikori (@keinishikori) July 26, 2023
プレースタイル
錦織圭選手はストローク主体のオールラウンドなプレーヤーで、素早いフットワークとコントロールの良いストロークが特徴の選手です。
特にバックハンドはジョコビッチ選手を始めとした多くのトッププレイヤーから称賛されています。
錦織選手はタッチ系のショットやテクニカルなショットも非常に得意な選手で相手の意表を突いたタイミングでのドロップショットや股抜きでのロブなど、ツアー選手の中でもトップのショットメーカーです。
また、リターンが非常に上手い選手でもあり、コートの中に入って早いタイミングで打つリターンは相手の脅威になってます。
プレースタイルとしては、マレー選手に似ていますが、ショットのセンス的にはフェデラー選手に似ていると個人的に思ってます。
何年か前にアガシさんとのフレンドリーマッチでは、ファンの方に対して「錦織選手はお金を払ってでも試合を見る価値のある選手!」と評していました。(私も錦織選手の試合は色々なプレーが見れるのでいつもワクワクしています。)
唯一の弱点を挙げるとしたらサービスですかね。
他の海外の選手と比べて小柄(日本人の中では十分大きいですが。)という部分もあると思いますが、中々サーブを武器にできないというのが、歯がゆいですね。
それでも年々改善していますし、エースではなく、相手の体制を崩して有利な展開に持っていける良いサーブを打っています。
また、近年はよりネットプレーを取り入れて早い展開でのポイントを取るようにしています。
因みに、錦織選手はメンタル弱いのでは?という話がよく話題に挙がりますが、寧ろ強いと思ってます。
錦織選手は接戦になった試合にめっぽう強く、ファイナルに持ち込んだ試合の勝率は74%ほどで歴代トップです。
メンタルが弱い選手がフルセットを勝ち抜くのは難しいでしょう。(そこまで持ち込んでる云々は別として。。。)
使用ラケット
錦織圭選手が使用しているラケットは、ウィルソンのウルトラ ツアー 95 CV(Wilson Ultra Tour 95 cv)です。
幼少期からウイルソンのラケットを使用しており、TOUR BLX、STEAM、BURNときて、2019年からよりソフトなフィーリングで、ということでウルトラを使用しています。(錦織選手効果で当時の一般テニスプレーヤーのバーンの使用率は相当なものでした。)
ラケットの特徴は通常のラケットより若干長い(通常は27インチが多い)というのとトップヘビーよりな部分です。
トップヘビーのラケットは先端が重いのでスイングのスタートで重さを感じますが、ラケットの重さもボールにプラスされるため、威力のあるボールを打つことができます。(普段からトップライトのラケットを使っていると慣れるのに時間がかかりますが。。)
ラケットスペック | |
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重さ(ウエイト) | 平均309g |
バランス | 平均32.5cm |
サイズ/レングス | 27.25インチ |
フェイス面積 | 95平方インチ |
フレーム厚 | 22.0mm |
ストリング・パターン | 16x20 |
使用シューズ
錦織圭選手が使用しているシューズは、ナイキのズームヴェイパープロシリーズ(NIKE Air Zoom Vapor Pro)です。
以前はシューズはアディダスを履いていましたが、ナイキのシューズに変更しています。
2023年モデルのズームヴェイパープロ2は前作までの要素を取り入れているとのことで、軽量化と安定性を両立さているようです。
以下、メーカー公式の説明文です。(個人的には抽象的な説明であまりピンと来なかったり。。。)
容赦ないラリーやどうしても負けたくない長時間のゲームを制するなら、ヴェイパー プロ 2が最適です。 オリジナルモデルのプロで人気だった要素をすべて継承しています。地面との一体感を生むデザインで、高反発のZoom Airクッショニングにより、コートのどこでもサーブを打ち返して得点することが可能。ヴェイパーらしい快適な履き心地で、硬いサーフェスでもフレッシュな状態をキープできます。
ちなみにより軽量化によせたズームヴェイパーライトというモデルもあります。
また、ウェアはユニクロを着用しています。
実績
錦織圭選手のグランドスラムの最高成績は2014年の全米オープンの準優勝(優勝はチリッチ選手)、その他のグランドスラムは何れもベスト8が最高成績です。(サーフェスはハードとクレーが得意ですが、ウィンブルドンでもしっかり結果を残しています。)
ツアーファイナルでベスト4が最高成績です。
オリンピックでは、2016年のリオデジャネイロオリンピックでナダル選手に勝利し、銅メダルを獲得しています。
また、マスターズ1000では4回決勝に進出していますが、準優勝が最高成績です。
その他、ツアーでは12回優勝しています。
大きな大会の優勝こそ逃していますが、BIG4全盛期の中でこのような記録を残してきたのは本当に素晴らしいです。
(もしBIG4の誰か一人でも欠けていたら。。。とついついタラレバを妄想してしまうほど。。。)
おわりに
本記事では錦織圭選手のプロフィールを紹介しました。
錦織圭選手は2007年のプロ転向以降、日本初、アジア初の記録を塗り替え続け、日本のファンのみならず、世界中のファンを魅了してきました。
2008年にデルレイビーチで当時のトッププレイヤーだったジェームズ・ブレーク選手を破って優勝したというニュースは今でもよく覚えています。
それから15年以上の月日がたち、2024年で35歳を迎え引退の話も出ています。確かに全盛期のようなフットワークやショットの威力という意味では落ちてきているかもしれませんが、経験を生かしたショットの選択やテクニックはまだまだ衰えていません。
今後も彼のプレーが見れることを楽しみにしています。