
こんにちは。2026年の全米オープンで、アレクサンダー・ズベレフ選手が優勝しました。6月の全仏オープンに続く年間2冠です。10月12日には2026年の年間1位も確定しました。
198cmの長身から放たれる強烈なサーブを武器に、長くトップ10に居続けた選手が、2026年に一気に2つのタイトルを手にしました。四大大会の決勝進出は通算6度で、そのうち2度が優勝です。
本記事では、ズベレフ選手の基本プロフィール、経歴、2026年シーズンの歩み、プレースタイル、使用しているラケットやシューズをまとめて紹介します。
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ズベレフの身長は198cm|基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 身長 | 198cm(6フィート6インチ) |
| 生年月日 | 1997年4月20日(29歳) |
| 出身 | ドイツ・ハンブルク |
| 利き手 | 右利き(バックハンドは両手打ち) |
| 世界ランキング | 2位(2026年9月14日時点) |
| キャリア最高ランク | 2位(2022年6月) |
| 四大大会タイトル | 1回(2026年 全仏オープン) |
| 使用ラケット | HEAD グラビティ シリーズ |
| 愛称 | サーシャ(Sascha) |
経歴 ― テニス一家に生まれ、1型糖尿病と歩んできた
アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)は、1997年4月20日にドイツのハンブルクで生まれました。両親はともに元テニス選手で、兄のミーシャ・ズベレフもプロとして活躍したテニス一家です。ファンからは「サーシャ」の愛称で親しまれています。
2013年にプロ転向。2017年に20歳でマスターズ1000初優勝を飾り、翌2018年にはATPファイナルズを制しました。早い段階からトップ選手として結果を出してきた一方で、四大大会のタイトルにはなかなか手が届かない期間が長く続きます。
ズベレフ選手は4歳のときに1型糖尿病と診断されており、長くそのことを公表していませんでした。2022年に家族とともにアレクサンダー・ズベレフ財団を設立し、1型糖尿病の子どもたちを支援する活動を続けています。血糖値の管理が必要な状態でツアーを戦い、五輪金メダルとグランドスラムのタイトルにたどり着いた選手です。
2026年シーズン ― 全仏と全米で年間2冠
全仏オープンで悲願のグランドスラム制覇
6月7日の全仏オープン決勝で、イタリアのフラビオ・コボッリ選手を6-1、4-6、6-4、6-7、6-1のフルセットで下し、四大大会初優勝を達成しました。試合時間は4時間16分におよぶ激闘でした。
ズベレフ選手にとってこれが4度目の四大大会決勝。2020年全米、2024年全仏、2025年全豪と決勝で敗れ続けた末の戴冠でした。ドイツ男子シングルスでのメジャー制覇は、1996年全豪オープンのボリス・ベッカー以来30年ぶりの快挙となりました。
ウィンブルドンでも決勝進出
続くウィンブルドンでも決勝に進出し、ヤニック・シナー選手に7-6、6-7、3-6、4-6で敗れて準優勝。通算5度目の四大大会決勝でした。クレーと芝という異なるサーフェスで連続して決勝まで勝ち上がったことになります。
全米オープンで2つ目のタイトル
2020年に決勝進出を果たしている全米オープンは、ズベレフ選手にとって相性の良い大会のひとつです。ハードコートはもともと得意とするサーフェスです。全米オープン2026には第1シードで臨み、1回戦のソネゴ戦と2回戦のアリス戦をともにフルセットで制したあと、3回戦ではタビロ選手を6-2, 7-6(2), 6-2のストレートで下し、4回戦では第21シードのダルデリ選手を6-2, 6-2, 7-6(3)で退けて準々決勝に進んでいます。準々決勝ではファン・デ・ザンツフープ選手を6-2, 7-5, 6-1で下し、準決勝でもハチャノフ選手を6-3, 7-6(7), 7-6(6)で退けて決勝に進出しました。
決勝では第8シードのシェルトン選手を6-3, 7-6(2), 5-7, 6-2で下し、全米オープンで初優勝。6月の全仏に続く年間2冠で、四大大会のタイトルは2つになりました。
四大大会の決勝はこれで6度目、優勝は2度目です。2020年の全米決勝ではティエムさんに2セットアップから逆転負けしており、初めて決勝に立った大会のタイトルを6年かけて手にしたことになります。2026年の四大大会は、全豪がベスト4、全仏が優勝、ウィンブルドンが準優勝、全米が優勝で、4大会すべてベスト4以上でした。
全米オープンの次は、ロンドンで開かれたレーバーカップ2026に欧州選抜の一員として出場しました。最終日にティエン選手を7-6(3), 6-3で破り、欧州選抜の優勝を決めています。ズベレフ選手が優勝を決める1勝を挙げたのは、2018年、2019年、2021年に続いて4度目です。
10月の上海マスターズでは、10月12日にアルカラス選手が3回戦で敗れたことで、2026年の年間1位が確定しました。ズベレフ選手にとって初めての年間1位で、ドイツの選手として初めてです。
上海マスターズ2026には第1シードで出場し、上海マスターズ2026の10月15日の準々決勝で、ズベレフ選手がデミノー選手に6-4, 6-4で勝ちました。上海マスターズ2026の10月17日の準決勝では、ズベレフ選手はダビドビッチ・フォキナ選手に7-5, 4-6, 3-6で敗れました。全米オープンのあとレーバーカップ、北京、上海と休みがほとんど無い日程で、試合後にはこう話しています。
I overachieved this week because of how much tennis I played. I'm not a robot, I'm a human being, I get tired.
(今週は、こなした試合の量を考えれば上出来だった。ロボットじゃなくて人間だから、疲れもする。)
次の大会はウィーン(ATP500、10月26日〜11月1日)です。
プレースタイル
ズベレフ選手はパワフルなベースラインプレーヤーです。198cmの長身を生かした高い打点から、強烈なボールを打ち込みます。
サーブは最大の武器で、220km/hを超えるファーストサーブを打ち込みます。高い打点から角度をつけられるため、相手はリターンの位置取りが難しくなります。
フォアハンドは腕を伸ばして打つストレートアームのフォームが特徴です。フェデラー選手、ナダル選手、アルカラス選手も同じストレートアーム型に分類されます。2023年の木下グループジャパンオープンを現地で観戦した際は、フラットドライブ系のボールのスピードが際立っていました。
バックハンドは両手打ちで、こちらも高い評価を受けています。長身選手は低い打点を苦手にすることが多いものですが、ズベレフ選手は柔軟に対応できます。
かつてはダブルフォルトの多さが課題とされていましたが、近年は安定しています。
使用ラケット
ズベレフ選手はヘッドと契約しており、グラビティ シリーズ(HEAD GRAVITY)を使用しています。
試合で使っている個体は、2024年にグラビティ プロ系からグラビティ ツアー100系のモールド(TGT 341.2)へ変わりました。市販のグラビティ プロとは別系統のモデルです。
ここでは市販されているグラビティ プロ(2025年モデル)のスペックを紹介します。
| 項目 | グラビティ プロ 2025(市販モデル) |
|---|---|
| 重さ | 315g |
| バランス | 31.0cm |
| 長さ | 27.0インチ |
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| フレーム厚 | 20.0mm |
| ストリングパターン | 18×20 |
グラビティ プロを使っていた時期の個体は、ハンドルにシリコンを入れ、フレームの12時位置にリードテープを貼った状態で重量約343g・バランス33cm・スイングウェイト360とされています。市販モデルよりかなり重い仕様です。2024年にツアー100系の型へ変えたあとの数字は出ていません。ストリングはメインにヘッドのホークタッチ1.25mm、クロスにバボラのVSタッチ1.30mmを組み合わせています。
18×20の目の詰まったストリングパターンは、しっかり振り抜ける方向けです。ボールをつぶして飛ばすタイプの方には合いますが、ラケットのパワーアシストを求める方には扱いにくい1本になります。
ヘッドを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。
シグネチャーモデル Gravity Zverev 2026 が発売
ヘッドがズベレフ選手と共同で作ったシグネチャーモデル、Gravity Zverev 2026が2026年8月20日にグローバル発売されました。日本国内でも8月下旬から順次入荷しています。
ゴールドとディープパープルの2トーンで、ラケットのどちらの面から見るかで色が変わる意匠です。テーマはズベレフ選手とニューヨークの関係、つまり全米オープン。フレームにはネックレスを模したゴールドのアクセントが3か所入ります。
展開は3モデルです。
- Gravity TOUR Zverev 2026
- Gravity MP Zverev 2026
- Gravity MP L Zverev 2026
変更は外装だけで、性能は通常のグラビティと同じです。Auxetic 2.0による広いスイートスポットと、ボールを掴む打球感はそのまま引き継いでいます。
あわせてPro X ダッフルバッグと、ゴールドのホークタッチ17gストリングも展開されています。ズベレフ選手本人は、全米オープンでも通常カラーのラケットで戦っています。
使用シューズ
ズベレフ選手はアディダスと契約しており、シューズもウェアもアディダスで統一しています。
現在着用しているのはデファイアント スピード 2です。アディダスの最上位ラインではありませんが、本人の要望に合うモデルとして選ばれているとされています。
主な実績
| 大会 | 成績 |
|---|---|
| 四大大会 | 優勝2回(2026年 全仏・全米)/決勝進出6回 |
| オリンピック | 金メダル(東京2020大会・2021年開催) |
| ATPファイナルズ | 優勝2回(2018年・2021年) |
| マスターズ1000 | 優勝7回 |
| キャリア最高ランク | 世界2位(2022年6月) |
四大大会の決勝進出6回の内訳は、2020年全米、2024年全仏、2025年全豪、2026年全仏(優勝)、2026年ウィンブルドン、2026年全米(優勝)です。マスターズ1000の7勝は、ローマ(2017年・2024年)、モントリオール(2017年)、マドリード(2018年・2021年)、シンシナティ(2021年)、パリ(2024年)で挙げたものです。
順風満帆に見えるキャリアですが、2022年の全仏オープン準決勝ではナダル選手との激戦の最中に足首の靭帯を断裂する大怪我を負い、シーズンを終えています。そこから復帰し、4年をかけてグランドスラムのタイトルにたどり着きました。
まとめ
- アレクサンダー・ズベレフの身長は198cm。1997年4月20日生まれの29歳で、ドイツ・ハンブルク出身です。
- 2026年の全仏オープンで四大大会初優勝。ドイツ男子では1996年のベッカー以来30年ぶりの快挙でした。
- 同年の全米オープンでも優勝し、年間2冠を達成しています。
- 四大大会の決勝進出は通算6度。2026年は4大会すべてでベスト4以上に進みました。
- 4歳から1型糖尿病を抱えながらツアーを戦い、2022年には支援財団を設立しています。
- 使用ラケットはHEAD グラビティ シリーズ。実機はグラビティ ツアー100系のプロストック仕様で、市販モデルとは別物です。
- シューズはアディダスのデファイアント スピード 2です。
- シグネチャーモデルGravity Zverev 2026が2026年8月20日に発売されました。
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