
こんにちは。今回は、HEADが発表したプレステージの新作2本、iPrestige MP 2.0(iプレステージ MP 2.0)とPrestige Limited(プレステージ リミテッド)を紹介します。
2001年にiプレステージが登場してから25年が経ちました。名作の復刻モデルと、現代のプレーに合わせたモデルが同時に出ています。国内でも10月に発売され、販売店で購入できます。
本記事では、発売日と価格、2本のスペック、試打の評価、現行のプレステージとの違いをまとめます。
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結論:今回発表されたプレステージの新作は復刻と現代版の2本
- 海外は2026年10月1日、国内は10月に発売、どちらも数量限定
- iPrestige MP 2.0は95平方インチ・320g・18×20の復刻モデル
- Prestige Limitedは99平方インチ・300g・16×19の扱いやすいモデル
- どちらもプレステージ伝統のフルキャップグロメットを採用
プレステージの新作2本は海外で10月1日、国内も10月に発売
HEADは9月18日、公式SNSで「LegacyReborn」のタグを付けて、Prestige LimitedとiPrestige MP 2.0の2本を公開しました。海外では10月1日、国内でも10月に発売されています。価格と販売の状況は下の節にまとめています。
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プレステージはHEADの中でもコントロールと打球感を突き詰めたシリーズで、アルノー・クレマンさん、グスタボ・クエルテンさん、ゴラン・イバニセビッチさんといった名選手たちが使ってきました。
2本の違いは次のとおりです。
- iPrestige MP 2.0:2001年のiプレステージ MPを復刻した、95平方インチの競技モデル
- Prestige Limited:最新の素材を入れた、99平方インチの現代版
どちらもフレームの上半分をぐるりと覆うフルキャップのグロメットを採用しています。
iPrestige MP 2.0のスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ヘッドサイズ | 95平方インチ |
| フレーム重量 | 320g |
| バランス | 310mm |
| ストリングパターン | 18×20 |
オリジナルのiPrestige MPは2001年に発売されました。プロ用のコードではPT57Eと呼ばれ、市販が終わったあともプロに使われ続けたモデルです。当時のカタログでは98平方インチと表記されていましたが、これはフレームの外側で測っていたためで、今の測り方では95平方インチです。
iPrestige MP 2.0はこの「57」のモールド(フレームの型)をベースに、シャフトに入ったピエゾ素子の繊維インテリファイバーもオリジナルから引き継いでいます。
95平方インチ・320g・18×20は、今の市販ラケットの中ではかなりハードなスペックです。一般的な16×19に対して縦も横も目が細かいので、ボールが飛びすぎず、狙ったところへフラットに打ち込めます。自分からしっかり振ってボールを飛ばせる方にピッタリ。
Prestige Limitedのスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ヘッドサイズ | 99平方インチ |
| フレーム重量 | 300g |
| バランス | 320mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
| フレーム厚 | 21.5mm |
国内での名前はPrestige MP Limited(プレステージ MP リミテッド)です。
Prestige Limitedは、現行のプレステージ MP Lと同じ334モールドで、ヘッドサイズ・重量・ストリングパターンも共通です。そこに、HEADのスピード 2026にも採用されているHy-Borが加わりました。
Hy-Borはボロンとカーボンを組み合わせた素材で、シャフトに入っています。インパクトでフレームがブレにくくなり、しっかりとした打球感になります。インパクトの強さに合わせて伸び縮みし、ボールを掴む感触を手に伝えるAuxetic 2.0も搭載しています。
300g・16×19なので、プレステージの中ではパワーも出しやすく、取り回しも楽です。プレステージの打球感に加えて、軽快な取り回しも欲しい方は一度試しても良いと思います。
iPrestige MP 2.0とPrestige Limitedの違い
※スマホでは表を横にスクロールできます。
| 項目 | iPrestige MP 2.0 | Prestige Limited |
|---|---|---|
| ヘッドサイズ | 95平方インチ | 99平方インチ |
| フレーム重量 | 320g | 300g |
| バランス | 310mm | 320mm |
| ストリングパターン | 18×20 | 16×19 |
| テクノロジー | インテリファイバー | Hy-Bor、Auxetic 2.0 |
初打ちインプレ:Limitedは扱いやすく、iPrestige MP 2.0は当時より振りやすい
2本を打ち比べた試打動画も公開されています。海外のギアレビューサイトTennisnerdの初打ちの動画です。どちらもHEADのホーク タッチを張って打っています。
Prestige Limitedは、現行のMP Lより明らかに弾きが良く、パワーも出ると評価しています。打感はしっとりと柔らかく、打球音も良いとのこと。Hy-Borでフレームがしっかりしたことでスイートスポットが広くなったように感じたそうです。16×19なので打ち出しが高くスピンもかかる一方、現行MPの18×19と比べるとコントロールは少し緩く、ボールが飛びすぎることもあるとのこと。飛びが気になる場合は、横糸のテンションを上げると収まりやすいそうです。プレステージの中では一番扱いやすい1本だと評しています。
iPrestige MP 2.0は、振ったときの重さを表すスイングウェイトが、ストリングを張った状態で約325でした。Tennisnerdが持っている2001年のオリジナルは約340あったので、そのぶん振り抜きやすく、ラケットヘッドのスピードを出しやすくなっています。安定感は変わらず、スイートスポットは当時より広く感じたそうです。18×20で打ち出しが低いのでネットにかかることもあり、しっかりした準備と技術が要りますが、当たればボールが正確に飛びます。フラットに押して打つ方にピッタリ。
Prestige Limitedのスイングウェイトは約323〜324で、iPrestige MP 2.0とほぼ同じです。Prestige Limitedの扱いやすさは軽さではなく、打ち出しの高さと飛びの良さから来ています。スライスはどちらのラケットもよく切れるそうです。
国内でも、テニスショップのラフィノが2本を打ち比べた動画を公開しています。
グリップの形が違う
iPrestige MP 2.0のグリップは当時のままの扁平な形(TK82)で、Prestige Limitedは現行モデルと同じ丸みのある形(TK82S)です。扁平なグリップが好きな方には、iPrestige MP 2.0の方が手になじみやすいと思います。
iPrestige MP 2.0がおすすめな方
- 小さめのフェイスと18×20の低い打ち出しで、フラット系のボールを正確に打ちたい方
- 2001年のiプレステージ MPを使っていて、当時より振りやすい現代版でもう一度使いたい方
- 扁平なグリップが好きな方
Prestige Limitedがおすすめな方
- プレステージの打球感に、MP Lより弾きとパワーも欲しい方
- 16×19の高めの打ち出しで、スピンもかけたい方
- プレステージの中で一番扱いやすい1本から入りたい方
現行のプレステージ(2023年モデル)との違い
現行の2023年モデルは4本あります。フェイスの単位は平方インチです。
※スマホでは表を横にスクロールできます。
| モデル | フェイス | 重量 | パターン | フレーム厚 |
|---|---|---|---|---|
| PRO | 98 | 320g | 18×20 | 20.0mm |
| TOUR | 95 | 315g | 16×19 | 22.0mm |
| MP | 99 | 310g | 18×19 | 21.5mm |
| MP L | 99 | 300g | 16×19 | 21.5mm |
重量はどのモデルもストリングを張っていない状態の数字です。
iPrestige MP 2.0は、重量とストリングパターンが現行でいちばん重いPROと同じ320g・18×20で、フェイスはTOURと同じ95平方インチです。小さめのフェイスと重さを生かして、しっかり振りたい方にピッタリ。
Prestige Limitedは、いちばん軽いMP Lと同じ99平方インチ・300g・16×19にHy-Borを加えたモデルで、シリーズの中では取り回しが楽です。
以下の4本は現行の2023年モデルで、今回発表されたiPrestige MP 2.0とPrestige Limitedではありません。新作2本の購入リンクは、それぞれのスペックの節に置いています。
国内の発売と価格|どちらも数量限定
国内では9月22日に情報が解禁されて予約が始まり、10月に発売されました。テニスショップやネット通販で2本とも販売されていますが、グリップサイズによっては品切れの店もあります。
| モデル | 定価(税込) |
|---|---|
| iPrestige MP 2.0 | 46,200円 |
| Prestige MP Limited | 44,000円 |
販売店によっては割引価格で販売しています。どちらもiプレステージの25周年を記念した数量限定のモデルで、1人2点までの購入制限をかけている店もあります。現行のプレステージ4本のように、ずっと売られ続けるシリーズではありません。
Prestige MP Limitedを選ぶときは、名前の「MP」で現行のMP(310g)と取り違えないようにしてください。重さ300g・ヘッドサイズ99平方インチ・16×19はMP Lと同じで、バランスはMP Lより5mmトップ寄りの320mmです。
まとめ
- HEADがプレステージの新作iPrestige MP 2.0とPrestige Limitedを発表しました。どちらも数量限定です。
- 海外では2026年10月1日に発売されました。国内も10月に発売され、販売店で購入できます。
- 定価(税込)はiPrestige MP 2.0が46,200円、Prestige MP Limitedが44,000円です。
- iPrestige MP 2.0は95平方インチ・320g・18×20で、2001年のiプレステージ MPの復刻モデルです。
- Prestige Limited(国内名はPrestige MP Limited)は99平方インチ・300g・16×19で、Hy-BorとAuxetic 2.0が入った現代版です。
- 試打では、Prestige Limitedはプレステージで一番扱いやすく、iPrestige MP 2.0はスイングウェイトが当時より低く振りやすいと評価されています。
プレステージにはこのほか、現行のPRO、TOUR、MP、MP Lがあります。お店で見かけたら、ぜひ打ち比べてみてください。
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