
こんにちは。HEADの新シリーズSQUARED(スクアード)を打ってみたところ、思ったより飛ばなくて首をかしげたコマタロウです。本記事では、実際に打った感想をまとめます。
2026年4月に発売されたSQUAREDは、295gでバランスが295mmという、HEAD史上もっともトップライトなラケットです。「振り抜きやすくてパワーもある」と話題になっていますが、実際に打つと少し印象が違いました。
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結論:ゆっくり振って深く飛ばすラケット
- しなるフレームで打感は柔らかい
- 軽いぶんスイングが速くなり、思ったより飛ばない
- スイングスピードを落として運ぶように打つと合う
- サーブとボレーは打ちやすい
スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| 重量 | 295g |
| バランス | 295mm |
| フレーム厚 | 23.0-25.0-24.0mm |
| ストリングパターン | 16×18 |
| 発売 | 2026年4月16日(定価39,600円) |
数字で目を引くのはバランスの295mmです。同じ295gのBOOM MPが315mmなので、2cmもグリップ寄りです。手に持つと、数字以上に軽く感じます。
フレームの中に2本の管を通すデュアルチューブを採用し、軽さと振り抜きやすさを保ちながら、インパクトの衝撃を抑えています。ストリングパターンは縦16本・横18本で、一般的な16×19より横糸が1本少ないため、ストリングがよく動いてスピンがかかりやすくなっています。
フレームの硬さを示すRA値は60前後と低めで、しなるフレームです。
打感は柔らかく、腕にやさしい
フレームがしなり、中に入ったフォームが振動を吸収するので、打感は柔らかめです。インパクトの衝撃が腕に残りにくく、長くラリーをしても疲れにくいラケットです。
ただし、フレームの先端に重さがないので、重いボールを受けると面が押されます。相手の強打をそのまま打ち返すより、自分から回転をかけて返す方が安定します。
ストロークは思ったより飛ばない
「パワーがある」と聞いていたので、ラケットに任せて楽に飛ぶものと思っていました。実際には思ったより飛びません。
理由は軽さです。295gで先端も軽いので、いつもの感覚で振るとスイングスピードが自然と速くなります。速くなりすぎると打点が前にずれて、うまく当たらない。慣れないうちは、この「振りすぎ」でミスが増えました。
このラケットは、球速で押すよりも弾道を上げて深く打ちやすいラケットです。打ち出しの角度が高めで、ボールが山なりに飛んでスピンで落ちてきます。だからフラットに強く叩くと、むしろ飛ばないように感じます。
合うと感じたのは、スイングスピードを少し落として、ボールを運ぶように打つことでした。振り切らなくても弾道が上がって深さが出るので、ラリーは楽に続きます。強打で押すよりも、弾道を上げた深いボールで相手を動かす打ち方が合います。
ボレーとサーブは打ちやすい
ボレーはとても打ちやすいです。トップライトなのでラケットが立ちやすく、速いボールにもすっと面が出ます。決めにいくボレーでは少し重さが欲しくなりますが、つなぐボレーは楽に深く返せます。
サーブも同じで、振り抜きが軽く、ラケットヘッドが走ります。腕に負担をかけずにヘッドスピードが上がるので、スピンサーブで回転をかけるのも楽でした。ストロークで感じた「飛ばない」は、サーブでは気になりません。
HEADの中での位置づけ
HEADには、SPEED(オールラウンド)、GRAVITY(コントロール)、BOOM(パワーと扱いやすさ)、EXTREME(スピン)などのシリーズがあり、SQUAREDは既存のどのシリーズにも属さない新しいラケットです。
いちばん近いのは、同じ295gのBOOM MPです。ただしBOOM MPはバランスが315mmで、振ったときの重さがしっかりあります。SQUAREDはBOOM MPよりバランスが2cmグリップ寄りで、ラケットを軽快に動かせます。ラケットの重さでボールを押したい方にはBOOM MP、ラケットを速く動かしたい方にはSQUAREDが合います。
プロの使用選手はいません。初中級者向けですが、操作性は上級者にも試してほしいほどで、海外では「今年いちばん面白いラケット」と話題になっています。
こんな方にピッタリ
- ボレーやサーブでラケットを速く動かしたい方
- 弾道を上げて、深いボールでラリーを続けたい方
- 300g前後のラケットから、もっと操作性の高い1本を探している方
- ダブルスが中心の方
反対に、フラットで強く叩いて球速で押したい方には物足りないと思います。その場合は、上で紹介したBOOM MPの方が合います。
まとめ
- SQUAREDは295g・バランス295mmの、HEAD史上もっともトップライトなラケット。
- しなるフレームで打感は柔らかい。ストロークは弾道を上げると深く打ちやすいが、思ったより飛ばない。
- 軽さでスイングが速くなるので、スイングスピードを落として運ぶように打つと合う。
- ボレーとサーブは振り抜きが軽く、とても打ちやすい。
「軽いから飛ぶ」ではなく、「軽いから速く動かせる」ラケットです。試打できる機会があれば、いつもより少しゆっくり振ってみてください。
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