
こんにちは。2022年に東京の東レ パン パシフィック オープンで優勝した、ロシアのリュドミラ・サムソノワ選手。本記事では、基本プロフィール、国籍とイタリアで育った経緯、主な戦績、使用しているラケットやシューズを紹介します。
182cmの長身から打ち込むサーブとストロークが武器で、2025年のウィンブルドンではベスト8に入りました。10月19日から大阪で開かれる女子ジャパンオープンにもエントリーしています。
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サムソノワ選手の3行まとめ
- 国籍はロシア、育ったのは1歳から暮らしたイタリア
- ツアー5勝、2022年の東レ パン パシフィック オープンで優勝
- ラケットはHEADのSPEED MP/シューズはケースイスのULTRASHOT 4
サムソノワのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | リュドミラ・サムソノワ Liudmila Samsonova |
| 生年月日 | 1998年11月11日(27歳) |
| 国籍 | ロシア |
| 出身地 | ロシア・オレネゴルスク |
| 身長 | 182cm |
| 利き手 | 右利き・両手バックハンド |
| 世界ランキング | 39位(2026年9月28日付) |
| 自己最高順位 | 12位(2023年2月27日付) |
| ツアー優勝 | シングルス5回 |
生まれたのは、ロシア北西部ムルマンスク州の北極圏にある町、オレネゴルスクです。両親はドミトリーさんとスベトラーナさんで、父のドミトリーさんは卓球の選手でした。
国籍はロシア、育ったのはイタリア
サムソノワ選手の国籍はロシアですが、育ったのはイタリアです。1歳を過ぎたころ、卓球選手だった父がトリノのクラブと契約し、家族でイタリアに移りました。
テニスを始めたのは6歳のときで、母がインターネットで近くのテニススクールを探してきたのがきっかけです。10歳のときには父に「バレエとテニスのどちらを続けるか」と聞かれ、テニスを選びました。モナコに近いボルディゲーラのピアッティ・テニスセンターで練習し、のちにローマへ拠点を移しています。ジュニア時代はイタリアの選手として大会に出ていました。
ところが、イタリアのパスポートは手続きの問題で取れませんでした。そのためプロではロシアの選手として登録しています。本人はインタビューでこう話しています。
イタリアで育ったので、ロシア人というよりイタリア人です。でも18歳でロシアに切り替えたわけではありません。イタリアのパスポートがなかったので、選べなかったんです。
話すときの名前の発音も、イタリア語のように2つ目の音節を強く読むそうです。コーチもずっとイタリア人です。
主な戦績|ツアー5勝、2025年ウィンブルドンでベスト8
2021年ベルリンでツアー初優勝、ビリー・ジーン・キング・カップでも優勝
ツアー初優勝は2021年6月のベルリン(WTA500)です。決勝ではベンチッチ選手に1-6, 6-1, 6-3で逆転勝ちしました。同じ年のウィンブルドンでは4回戦に進んでいます。
この年の秋には、国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップでロシアのチームとして出場し、シングルス2勝・ダブルス3勝の全勝で優勝に貢献しました。大会の最優秀選手にも選ばれています。
2022年は夏から秋にツアー3勝
2022年は8月にワシントン(WTA250)とクリーブランド(WTA250)で続けて優勝しました。全米オープンでは4回戦に進み、9月には東京でこの年3つ目のタイトルを獲っています(下の「日本との縁」で紹介します)。
2023年に自己最高の12位、2024年にツアー5勝目
2023年2月には自己最高の世界12位に到達しました。この年はアブダビ(WTA500)、モントリオール(WTA1000)、北京(WTA1000)と3大会で決勝に進みましたが、いずれも準優勝に終わっています。北京の決勝ではシフィオンテク選手に2-6, 2-6で敗れました。
2024年6月には、スヘルトーヘンボス(WTA250)の決勝でアンドレスク選手を4-6, 6-3, 7-5で破り、ツアー5勝目を挙げました。全米オープンでは4回戦に進んでいます。
2025年ウィンブルドンでベスト8
2025年は5月のストラスブール(WTA500)で準優勝し、全仏オープンでは4回戦に進んで鄭欽文選手にフルセットで敗れました。
芝のシーズンに入ると、ベルリン(WTA500)で大坂なおみ選手、ペグラ選手、アニシモワ選手を破ってベスト4に進出しました。ペグラ選手にはマッチポイントを握られたものの、6-7(8), 7-5, 7-6(5)で逆転勝ちしています。
続くウィンブルドンでは4回戦でブサス・マネイロ選手を7-5, 7-5で下し、四大大会で自身初のベスト8に進みました。準々決勝ではシフィオンテク選手に2-6, 5-7で敗れています。4回戦のあとの会見では「ジュニアのころここで世界のトップ選手を見て、いつかここに立てたらと夢見ていた」と話していました。
2026年シーズン|9月のグアダラハラでベスト4
2026年は四大大会で苦しみ、全豪オープン・全仏オープン・全米オープンは1回戦、ウィンブルドンは3回戦で敗れました。
それでも夏以降は持ち直し、7月のワシントン(WTA500)でベスト8、8月のトロント(WTA1000)では4回戦でルバキナ選手にフルセットで敗れました。9月のグアダラハラ(WTA500)ではベスト4に進んでいます。世界ランキングは9月28日付で39位です。
日本との縁|2022年東レ パン パシフィック オープンで優勝
日本の大会では、2022年9月に東京の東レ パン パシフィック オープン(WTA500)で優勝しています。1回戦でルバキナ選手、2回戦でワン・シンユー選手、準々決勝でムグルサ選手、準決勝で張帥選手を破り、決勝では鄭欽文選手に7-5, 7-5で勝ちました。この年のツアー3勝目で、直近19試合で18勝という勢いのまま手にしたタイトルです。
翌2023年の同大会は2回戦でアレクサンドロワ選手に敗れています。2026年は、10月19日から大阪で開かれる女子ジャパンオープン(WTA250)にエントリーしています。
大坂なおみとの対戦成績は2勝3敗
大坂なおみ選手とはこれまでに5回対戦し、サムソノワ選手の2勝3敗です。
| 年・大会 | 結果 |
|---|---|
| 2024年 インディアンウェルズ (WTA1000) |
敗戦 5-7, 3-6 |
| 2024年 マドリード (WTA1000) |
勝利 6-2, 4-6, 7-5 |
| 2025年 マイアミ (WTA1000) |
敗戦 2-6, 4-6 |
| 2025年 ベルリン (WTA500) |
勝利 3-6, 7-6(3), 6-4 |
| 2025年 モントリオール (WTA1000) |
敗戦 6-4, 6-7(6), 3-6 |
5試合のうち3試合がフルセットで、どちらが勝ってもおかしくない接戦が続いています。
プレースタイルはサーブとフラットな強打を軸にした攻撃的なストローク
182cmの長身から打ち下ろすサーブと、フォアハンド・バックハンドの両方で叩くフラット系の強打が武器です。ラリーで粘るより、先に打ち込んでポイントを取りにいきます。
芝・クレー・ハードのすべてでツアー優勝や上位進出の経験があり、サーフェスを選ばないのも特徴です。一方で、調子の波が大きく、勝ち続けることが課題とされてきました。2025年のウィンブルドン期間中のインタビューでは「高いレベルで続けて試合ができるようになってきた」と話しています。
使用ラケットはHEAD SPEED MP
サムソノワ選手はHEADと契約していて、使っているのはSPEED MPです。以前はウイルソンのバーンとみられるラケットを使っていましたが、数年前にHEADに替えています。
SPEED MP(2026年モデル)のスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| 重量 | 300g |
| バランス | 320mm |
| フレーム厚 | 23.0mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
スペックは市販モデルの数値です。
SPEEDは、HEADのラケットの中でパワーとコントロールのバランスを取ったシリーズです。SPEED MPは100平方インチ・300gで、しっかり振り抜けて面もブレにくく、サムソノワ選手のように攻撃的に打ち込みたい方にピッタリです。重さでボールを押したい方は、310gで18×20のSPEED PROも選べます。
同じSPEEDシリーズは、シナー選手やジョコビッチ選手も使っています。HEADを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。
シューズはケースイスのULTRASHOT 4
シューズとウェアはケースイスと契約していて、シューズはULTRASHOT 4を履いています。ケースイスのテニスシューズの中でもクッション性が高く、切り返しでもブレにくいモデルです。
まとめ
- リュドミラ・サムソノワ選手は国籍はロシアで、1歳からイタリアで育った182cmの右利き。
- ツアー5勝で、2022年には東京の東レ パン パシフィック オープンで優勝した。
- 四大大会の最高成績は2025年ウィンブルドンのベスト8。自己最高は12位。
- 使用ラケットはHEAD SPEED MP、シューズはケースイスのULTRASHOT 4。
2022年に東京で優勝した相性の良い日本で、女子ジャパンオープンでどこまで勝ち上がるか楽しみです。















