フェリックス・オジェ=アリアシム|全米4強・結婚・使用ラケット

こんにちは。2025年の全米オープンでベスト4に入り、2026年6月に自己最高の世界4位まで上がった、カナダのフェリックス・オジェ=アリアシム選手。本記事では、基本プロフィール、父のルーツ、結婚、主な戦績、日本人選手との対戦、使用しているラケットやシューズを紹介します。

10月2日には、フェデラーさんの元コーチのリュビチッチ氏を新しいコーチに迎えたと発表しました。10月7日からの上海マスターズが、新しい体制での最初の大会です。

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オジェ=アリアシム選手の3行まとめ

  • 父はトーゴ出身/自己最高4位(2026年6月)/ツアー9勝はカナダ男子で最多
  • 四大大会は全米オープンで2度のベスト4/2022年にデビスカップでカナダ初優勝
  • ラケットはバボラのPURE AERO 98、ストリングはRPM ROUGH、シューズはアディダスのBARRICADE

オジェ=アリアシムのプロフィール

項目 内容
名前 フェリックス・オジェ=アリアシム
Félix Auger-Aliassime
生年月日 2000年8月8日(26歳)
出身 カナダ・モントリオール
身長 193cm
利き手 右利き・両手バックハンド
プロ転向 2017年
世界ランキング 5位(2026年9月28日付)
自己最高 4位(2026年6月8日付)
ツアー優勝 9回
コーチ イワン・リュビチッチ(2026年10月〜)

話せる言葉はフランス語と英語です。好きなサーフェスはハードコート、得意なショットはフォアハンドで、いちばん好きな大会には地元カナダのマスターズ1000を挙げています。

父のルーツとフェデラーさんとのつながり

父のサム・アリアシムさんはアフリカのトーゴ出身のテニスコーチで、母はマリー・オジェさんです。名前の「オジェ=アリアシム」は、母と父の姓をつなげたものです。オジェ=アリアシム選手は5歳のときに父とテニスを始めました。姉のマリカさんもテニスをしています。

オジェ=アリアシム選手は父の母国とのつながりも大切にしていて、ツアーで1ポイント取るごとに5ドルを寄付し、トーゴの子どもたちの教育を支える活動を続けています。

子どものころのあこがれはフェデラーさんで、誕生日も同じ8月8日です。2017年のシーズン後には、ドバイでフェデラーさんと一緒に練習しました。そして2026年10月からは、フェデラーさんを2016年から引退まで指導したリュビチッチ氏がコーチになります。それまでの10年はフレデリック・フォンタン氏がコーチを務めていましたが、2026年7月にコーチ関係を解消していました。2021年から2024年までは、ナダルさんの叔父のトニ・ナダル氏もチームに加わっていました。

テニス以外ではピアノが得意で、2019年のモンテカルロ(マスターズ1000)の選手パーティーで演奏を披露しています。

妻は馬術選手のニナ・ガイビさん|2025年に結婚

オジェ=アリアシム選手は2025年9月20日にニナ・ガイビさんとモロッコのマラケシュで結婚式を挙げました。ガイビさんはプロの馬術選手です。

2人が付き合い始めたのは2019年で、マイアミ・オープン(マスターズ1000)の試合後に、オジェ=アリアシム選手が客席にいたガイビさんに気づいたのがきっかけでした。結婚式は2025年の全米オープンでベスト4に入った2週間後でした。

主な戦績|全米で2度のベスト4、カナダ男子最多のツアー9勝

2022年にツアー初優勝を含む4勝、デビスカップでも優勝

2022年2月のロッテルダム(ATP500)決勝で、チチパス選手を6-4, 6-2で破ってツアー初優勝を果たしました。秋にはフィレンツェ(ATP250)、アントワープ(ATP250)、バーゼル(ATP500)と3週続けて優勝し、この年だけで4勝を挙げています。バーゼルの準決勝では、当時世界1位のアルカラス選手にも勝ちました。

11月のデビスカップ・ファイナルズではカナダ代表としてシングルスに出場し、準々決勝から決勝まで3試合すべてに勝ちました。決勝ではデミノー選手を6-3, 6-4で破り、カナダの初優勝を決めています。この年はATPファイナルズにも初めて出場しました。

翌2023年はバーゼルで連覇を果たし、決勝でフルカチ選手を7-6(3), 7-6(5)で破ってツアー5勝目を挙げています。

四大大会はベスト8以上が6回、最高成績はベスト4

年・大会 成績(敗れた相手)
2021年ウィンブルドン ベスト8(ベレッティーニ)
2021年全米オープン ベスト4(メドベージェフ)
2022年全豪オープン ベスト8(メドベージェフ)
2025年全米オープン ベスト4(シナー)
2026年全仏オープン ベスト8(コボッリ)
2026年ウィンブルドン ベスト8(ジョコビッチ)

2021年の全米オープンでは、準々決勝で当時18歳のアルカラス選手と対戦し、相手の途中棄権で初めて四大大会のベスト4に進みました。

2024年のパリ五輪で混合ダブルスの銅メダルを獲得

2024年のパリ五輪では、同じカナダのダブロウスキー選手と組んだ混合ダブルスで銅メダルを獲得しました。3位決定戦ではオランダのペアに6-3, 7-6(2)で勝っています。シングルスでもベスト4に進みましたが、準決勝でアルカラス選手、3位決定戦でムゼッティ選手に敗れて4位でした。

2025年は全米でベスト4、ATPファイナルズでもベスト4

2025年はアデレード(ATP250)、モンペリエ(ATP250)、ブリュッセル(ATP250)で優勝しました。全米オープンでは3回戦でズベレフ選手、準々決勝でデミノー選手を破り、4年ぶりに四大大会のベスト4に進みましたが、準決勝でシナー選手に敗れました。

秋にはパリ(マスターズ1000)で決勝に進み、シナー選手に4-6, 6-7(4)で敗れて準優勝でした。ATPファイナルズでは、グループリーグでズベレフ選手とシェルトン選手に勝ってベスト4に入り、準決勝でアルカラス選手に敗れています。

2026年はモンペリエ連覇でカナダ男子最多のツアー9勝

2月のモンペリエ(ATP250)では、決勝でマナリノ選手を6-3, 7-6(4)で破って連覇しました。これがツアー9勝目で、ラオニッチさんを抜いてカナダ男子で最多になりました。翌週のロッテルダム(ATP500)でも決勝に進み、デミノー選手に敗れて準優勝でした。

全仏オープンでは4勝を挙げてベスト8に進み、6月には自己最高の世界4位に上がりました。ウィンブルドンでも準々決勝に進み、ジョコビッチ選手にフルセットの末に敗れています。最終セットはタイブレークまでもつれました。

全米オープンは2回戦でハチャノフ選手に敗れました。9月のデビスカップ・ファイナルズ予選の2回戦では、地元ケベックでカナダ代表としてシングルスの2試合に勝っています。

日本とのつながり|ジャパンオープンと日本人選手との対戦

ジャパンオープン(ATP500)には2023年と2024年に出場しています。2023年はヴキッチ選手、オフナー選手に勝ってベスト8に進み、準々決勝でジロン選手に1-6, 4-6で敗れました。2024年は1回戦で西岡良仁選手と対戦し、6-7(5), 6-3, 6-7(5)と2度のタイブレークを落として敗れています。

西岡選手とはツアーで7度対戦していて、オジェ=アリアシム選手の4勝3敗です。2024年はマドリード(マスターズ1000)と全仏オープンで続けて勝ちましたが、その秋のジャパンオープンでは西岡選手が勝ちました。

2021年の東京五輪にも出場しましたが、1回戦でパーセル選手に4-6, 6-7(2)で敗れています。

錦織圭選手とは2019年のバルセロナ(ATP500)と2021年のロッテルダム(ATP500)で対戦し、どちらも錦織選手がストレートで勝っています。

プレースタイルはビッグサーブとフォアハンドを軸にした攻撃的なストローク

193cmの長身から打ち下ろすサーブと、本人も得意と話すフォアハンドが武器です。フォアハンドは回転量が多く、深く重いボールで相手を押し込みます。

9回の優勝のうち8回を室内の大会で挙げていて、球足が速く風の影響を受けないコートで特に力を発揮します。2026年は全仏オープンとウィンブルドンでもベスト8に入りました。

使用ラケットはバボラ PURE AERO 98

オジェ=アリアシム選手は、子どものころの2005年からバボラと契約しています。使っているラケットはPURE AERO 98です。

PURE AERO 98(2026年モデル)のスペック

項目 スペック
フェイス面積 98平方インチ
重量 305g
バランス 315mm
フレーム厚 21.0-23.0-22.0mm
ストリングパターン 16×20

スペックは市販モデルの数値です。PURE AEROはバボラの中でスピンを重視したシリーズで、PURE AERO 98はフェイスが98平方インチと小さめで、一般的な16×19に対して16×20と目が細かく、コントロールしやすいモデルです。試合で使っている個体は、以前のPURE AERO VSの型がベースとされています。

同じPURE AEROシリーズは、アルカラス選手やフィス選手も使っています。バボラを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。

ストリングはバボラ RPM ROUGH

ストリングは、同じバボラのポリエステルRPM ROUGHです。八角形の断面を持つRPMシリーズの中で、表面にざらつきを付けてボールをつかみやすくしたモデルで、スピンをかけやすいストリングです。

シューズはアディダス BARRICADE

シューズとウェアはアディダスです。シューズはBARRICADEで、2026年シーズンからは新しいモデルを履いています。BARRICADEはアディダスの中で最も安定感を重視したシューズで、足裏には軽くてグリップの強いLIGHTTRAXIONのソール、前足部には反発の強いLIGHTSTRIKE PROのクッションを使っています。切り返しでもブレにくく、蹴り出しやすいシューズです。

上海マスターズ2026はリュビチッチ新コーチとの初戦

10月7日からの上海マスターズが、リュビチッチ氏と組んで最初の大会です。2025年の上海では4回戦でムゼッティ選手を6-4, 6-2で破ってベスト8に進み、準々決勝でリンデルクネシュ選手に敗れました。

10月2日時点で、ATPファイナルズの出場を争う年間成績のレースでは15位です。上海の結果は、3度目のATPファイナルズ出場にも関わってきます。

まとめ

  • カナダ・モントリオール出身で、父はトーゴ出身。自己最高は2026年6月の世界4位です。
  • 2022年にツアー初優勝を含む4勝を挙げ、デビスカップでも優勝しました。ツアー9勝はカナダ男子で最多です。
  • 四大大会は2021年と2025年の全米オープンでベスト4に入っています。
  • 2025年9月に馬術選手のニナ・ガイビさんと結婚しました。
  • ラケットはバボラのPURE AERO 98、ストリングはRPM ROUGH、シューズはアディダスのBARRICADEです。

あこがれのフェデラーさんを支えたリュビチッチ氏と組み、四大大会の初優勝を目指すオジェ=アリアシム選手の今後が楽しみです。

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