カレン・ハチャノフ|全米8強・身長198cm・使用ラケット

こんにちは。東京五輪で銀メダルを獲得したロシアのカレン・ハチャノフ選手。本記事では、基本プロフィール、主な戦績、プレースタイル、ラケットやシューズを紹介します。

全米オープン2026では、4回戦でティエン選手とのフルセットの接戦を制してベスト8に入りました。世界50位で迎えた大会で、元世界8位の実力を見せています。

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ハチャノフは東京五輪銀メダル、四大大会4強の実力者

  • 全米オープン2026でティエン選手を破りベスト8
  • 身長198cm、ロシア・モスクワ生まれの30歳
  • ウイルソンの新ラケットDEFYERの開発に参加
  • シューズはウイルソン RUSH TOUR 5

ハチャノフの身長は198cm|国籍・年齢・プロフィール

ハチャノフ選手はロシアのモスクワ出身で、アルメニアにルーツがあります。3歳でテニスを始め、2013年にプロへ転向しました。

項目 内容
氏名 カレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)
生年月日 1996年5月21日(30歳)
国籍・出身 ロシア・モスクワ
身長・体重 198cm・87kg
利き手 右利き(バックハンドは両手打ち)
プロ転向 2013年
世界ランキング 50位(2026年8月31日時点)
キャリア最高ランク 8位(2019年7月15日)
ATPツアー優勝 シングルス7回
コーチ ベドラン・マルティッチ、エフゲニー・ドンスコイ

幼いころに憧れていたのは、同じロシアのマラト・サフィンさんと、アルゼンチンのフアン マルティン・デル ポトロさん。どちらも長身からの強打で四大大会を制した選手ですね。

妻ベロニカさんとの間に2人の子ども

2016年にベロニカさんと結婚し、2019年に長男、2023年に第2子が生まれています。コートの外では2児の父です。

全米オープン2026でティエンを破りベスト8

全米オープン2026では、2回戦で第3シードのフェリックス・オジェ=アリアシム選手に6-7(5), 6-3, 6-2, 6-2で逆転勝ち。3回戦はボンジ選手をストレートで下しました。

4回戦では、第14シードのラーナー・ティエン選手に7-5, 4-6, 6-7(6), 6-1, 6-4で勝利しました。セットカウント1-2から巻き返した、3時間50分の接戦です。

ティエン選手の粘り強い守備に対し、最後まで強打を続けて勝ち切りました。試合後のインタビューでは、何度もボールが返ってくるため、強いショットを打ち続ける必要があったと振り返っています。

準々決勝の相手は第28シードのアレクサンダー・ブロックス選手でした。6-2, 7-5, 3-2とリードした第3セットで、脚と肋骨、背中を痛めていたブロックス選手が棄権しています。ハチャノフ選手は2022年の全米、2023年の全豪に続いて、四大大会で3度目の準決勝に進みました。

苦しいシーズンから全米で巻き返し

2026年はドーハ(ATP500)とローマ(マスターズ1000)でベスト8に入りましたが、全豪・全仏・ウィンブルドンはいずれも3回戦で敗退しました。

全米前のロスカボス、カナダ、シンシナティでは初戦敗退が続きました。それでも練習と体づくりを重ね、ニューヨークで四大大会通算7度目の準々決勝にたどり着いています。

上海マスターズ2026では4回戦に進みました。上海マスターズ2026の10月13日の試合では、ハチャノフ選手はデミノー選手に3-6, 4-6で敗れました。

アルマトイ・オープン2026は第5シード、準々決勝でブブリクに敗退

10月19日からのアルマトイ・オープン(ATP250)には第5シードで出場し、1回戦で予選から勝ち上がった坂本怜選手と対戦しました。アルマトイ・オープン2026では、ハチャノフ選手が坂本選手に6-2, 6-4で勝ちました。アルマトイ・オープン2026の2回戦では、ハチャノフ選手がマハーチ選手に6-2, 4-6, 7-6(7)で勝ちました。最終セットはタイブレークの末に取りきっています。準々決勝では第3シードのブブリク選手と対戦しました。アルマトイ・オープン2026では、ハチャノフ選手はブブリク選手に6-4, 6-7(5), 6-7(5)で敗れました。第1セットを先取しましたが、続く2セットをどちらもタイブレークで落としています。

パリ優勝、四大大会ベスト4|主な戦績

2018年パリでジョコビッチを破りマスターズ初優勝

大きく名前を広めたのが、2018年のパリ・マスターズ優勝です。イズナー選手、ズベレフ選手、ティーム選手、ジョコビッチ選手と、トップ10の選手を4試合続けて破りました。

決勝ではジョコビッチ選手に7-5, 6-4で勝利。翌2019年には世界ランキング8位まで上がっています。

2022年全米・2023年全豪でベスト4

四大大会では、2022年全米オープンと2023年全豪オープンでベスト4に入りました。

全仏とウィンブルドンでもベスト8の経験があり、四大大会すべてで準々決勝に進んでいます。ハードコートだけでなく、クレーや芝でも結果を残してきた選手です。

プレースタイルはサーブと強打を軸にしたストローク

武器は、198cmの長身から打ち下ろすサーブと、力強いフォアハンドです。ベースラインから打ち合い、両サイドの強打で相手を押し込むプレースタイルです。

パリの決勝で対戦したジョコビッチ選手も、ハチャノフ選手のフラットな強打と、威力・正確さを備えたサーブを評価していました。

ティエン選手とのフルセットも勝ち切りました。強打だけでなく、長い試合を戦い抜く粘りにも注目したいですね。

ラケットはウイルソン|DEFYERの開発と全米でのラケットテスト

ハチャノフ選手は、ウイルソンの新シリーズDEFYER(ディファイア)の開発に参加した選手です。初期の試作品を受け取り、ツアーで最初に実戦投入しました。

開発中のラケットは、赤いマークをあしらった黒塗りのプロトタイプでした。当初の開発名は「Python(パイソン)」で、市販時の正式名称がDEFYERです。

DEFYERは、ウイルソンの中でもスピンとパワーを重視したシリーズです。ベースラインからしっかり振り、回転をかけた重いボールで攻めるプレーヤーに向けて作られています。

DEFYERに変えたのは2025年のハレからで、しばらく好成績を残していましたが、直近は結果が振るわなくなっていました。ハチャノフ選手自身は、DEFYERを選んだ理由をこう話しています。

サーブとフォアハンドにもう少しパワーが欲しくて、DEFYERのモデルに変えた

全米オープン2026では、以前使っていたブレード系のラケットとDEFYERの中間に当たるラケットをテストしていました。ブレードに似た外観ですが、以前のラケットに戻したわけではありません。

ブレード98のラインナップ

ブレード98には16×19と18×20のストリングパターンがあります。

ストリングはルキシロンのアルパワー

ストリングは、ルキシロン ALU POWER(アルパワー)125を使用してきました。パワーとコントロールのバランスを重視した、1.25mmのポリ系ストリングです。

同じDEFYERシリーズは、ルーネ選手やフェリー選手も使っています。ウイルソンを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。ディファイア4機種の違いは、こちらの記事で比べています。

使用シューズはウイルソン RUSH TOUR 5

シューズは、ウイルソンのRUSH TOUR 5(ラッシュ ツアー5)です。2026年に登場したRUSH 5シリーズの競技モデルで、ハチャノフ選手も採用しています。

同じシリーズのRUSH PRO 5は、しっかりとしたフィット感と、横方向に動いたときのブレにくさが特徴です。RUSH LITE 5は軽さと履き心地、TOURは激しい切り返しでの安定性と、次の一歩を踏み出す反発力を重視しています。

以下はオールコート用の市販モデルです。購入時は、普段使うコートへの対応とサイズを確認してください。

ウェアもウイルソンを着用しています。

錦織圭・西岡良仁との対戦と日本とのつながり

東京五輪で銀メダル|初戦は西岡良仁と対戦

2021年に開催された東京五輪では、有明テニスの森で男子シングルスの銀メダルを獲得しました。1回戦の相手は西岡良仁選手。第1セットを落としたものの、3-6, 6-1, 6-2で逆転勝ちしています。

準決勝ではカレーニョ ブスタ選手に6-3, 6-3で勝利。決勝ではズベレフ選手に3-6, 1-6で敗れました。

子どものころは家族と夏季・冬季の五輪をテレビで見て、自国の選手を応援していたそうです。東京で決勝進出を決めた後のインタビューでは、こうした瞬間のために練習してきたこと、一生心に残る思い出になることを語っています。

ジャパンオープン2023に第7シードで出場

2023年のジャパンオープンには第7シードで出場しました。1回戦でオーストラリアのアレクセイ・ポピリン選手と対戦し、4-6, 2-6で敗れています。

錦織圭との対戦成績と西岡良仁との珠海決勝

錦織圭選手とは8度対戦し、ハチャノフ選手の3勝5敗です。直近の2025年ジュネーブでは、試合途中で錦織選手が棄権し、ハチャノフ選手が勝ち上がりました。

西岡良仁選手とは2023年の珠海(ATP250)決勝でも対戦し、7-6(2), 6-1で勝利して優勝しました。

まとめ

  • ハチャノフ選手は身長198cm、ロシア・モスクワ出身。強烈なサーブとフォアハンドを武器に戦います。
  • パリ・マスターズ優勝、東京五輪銀メダル、四大大会ベスト4の実績があります。
  • ウイルソンのDEFYERの開発に参加。シューズはRUSH TOUR 5を使用しています。
  • 全米オープン2026ではティエン選手を破ってベスト8に入り、準々決勝はブロックス選手の棄権で準決勝に進みました。準決勝は第1シードのズベレフ選手に3-6, 6-7(7), 6-7(6)で敗れています。第2・第3セットはどちらもタイブレークまでもつれました。

一時は苦しい結果が続きましたが、全米で再び上位に勝ち進んできました。2022年以来の全米ベスト4に届くか、楽しみですね。

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