エリーズ・メルテンス|ダブルス元世界1位・北京4強・使用ラケット

こんにちは。ダブルスで四大大会6勝、元世界1位で、シングルスでもツアー10勝を挙げているベルギーのエリーズ・メルテンス選手。本記事では、基本プロフィール、シングルスとダブルスの主な戦績、大坂なおみ選手との対戦、日本とのつながり、使用しているラケットやシューズを紹介します。

10月の北京(WTA1000)では、ガウフ選手とシフィオンテク選手を続けて破り、シングルスでベスト4に進みました。10月26日から東京・有明で開かれる東レ パン パシフィック オープンにも出場予定です。

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メルテンス選手の3行まとめ

  • ベルギー・ルーヴェン出身の30歳/シングルス自己最高12位/ダブルスは元世界1位
  • シングルスはツアー10勝/ダブルスは四大大会6勝を含むツアー24勝
  • ラケットはヨネックスのEZONE 100、シューズはケースイスのULTRASHOT 4

メルテンスのプロフィール

項目 内容
名前 エリーズ・メルテンス
Elise Mertens
生年月日 1995年11月17日(30歳)
出身 ベルギー・ルーヴェン
身長 179cm
利き手 右利き・両手バックハンド
コーチ クリストファー・ヘイマン
世界ランキング シングルス19位・ダブルス8位(2026年9月28日付)
自己最高 シングルス12位・ダブルス1位
ツアー優勝 シングルス10回・ダブルス24回

4歳のとき、姉のローレンさんの影響でテニスを始めました。ローレンさんは今、オランダの航空会社KLMのパイロットです。母のリリアンさんは語学と歴史の先生、父のギドさんは教会の家具を作る仕事をしています。テニスのいちばん古い記憶は、同じベルギーの元世界1位、キム・クライシュテルスさんのプレーを生で見たことだと話しています。

メルテンス選手は英語、オランダ語、フランス語を話します。動物が好きで、2021年からはコンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園でゴリラを守る活動を支援しています。

ダブルスの実績|四大大会6勝、元世界1位

メルテンス選手は、ダブルスで四大大会を6回制しています。2021年5月に初めてダブルスの世界1位になり、2026年も全豪オープンの優勝で2月から4月まで1位に立っていました。

年 大会 パートナー
2019年 全米オープン サバレンカ
2021年 全豪オープン サバレンカ
2021年 ウィンブルドン 謝淑薇
2024年 全豪オープン 謝淑薇
2025年 ウィンブルドン クデルメトワ
2026年 全豪オープン 張帥

2019年にはサバレンカ選手と組んで、インディアンウェルズとマイアミ(どちらも現在のWTA1000)を続けて制しました。WTAファイナルズでもクデルメトワ選手と組んで2022年と2025年に優勝しています。

シングルスの主な戦績|2018年全豪でベスト4、ツアー10勝

2018年全豪でベスト4、2019年ドーハで優勝

シングルスのツアー初優勝は2017年のホバートで、翌2018年にはホバートで連覇し、ルガノとラバトでも優勝しました。2018年の全豪オープンでは準々決勝でスビトリナ選手を6-4, 6-0で破って四大大会初のベスト4に進み、準決勝でこの大会で優勝したウォズニアッキ選手に3-6, 6-7(2)で敗れています。この年の11月に、自己最高の12位に入りました。

2019年のドーハでは決勝で当時世界3位のハレプ選手を破って優勝していて、これがシングルスでいちばん大きいタイトルです。その後も2019年と2020年の全米オープンでベスト8に入り、2025年にはシンガポールと芝のスヘルトーヘンボスで優勝しています。

2026年はウィンブルドンで初のベスト8

2026年は19位でシーズンを始め、5月のローマ(WTA1000)では3回戦で前年女王のパオリーニ選手を相手に3本のマッチポイントをしのぎ、4-6, 7-6(5), 6-3で逆転勝ちしました。

ウィンブルドンでは3回戦でルバキナ選手を7-6(4), 6-1で破り、4回戦でブズコバ選手にも勝って、ウィンブルドンで初めてのベスト8に進みました。準々決勝では、この大会で優勝したノスコバ選手に3-6, 5-7で敗れています。8月にはモンテレイ(WTA500)で準優勝しました。

10月の北京でガウフとシフィオンテクに勝ってベスト4

10月の北京(WTA1000)では第13シードで出場し、3回戦でオスタペンコ選手を6-2, 3-6, 6-3で破り、4回戦では第3シードのガウフ選手に6-3, 6-3で勝ちました。ガウフ選手には6度目の対戦で初めて勝ちました。準々決勝では第8シードのシフィオンテク選手も7-6(0), 6-3で破り、こちらも3度目の対戦で初白星です。

シフィオンテク選手との試合では、第1セットのタイブレークを7-0で取りました。WTAツアーでシフィオンテク選手からタイブレークを1ポイントも与えずに取ったのは、メルテンス選手が初めてです。ファーストサーブが入ったときのポイント獲得率は87%で、ブレークポイントを1本も握らせませんでした。オスタペンコ選手、ガウフ選手、シフィオンテク選手と、四大大会で優勝経験のある3選手を続けて破りました。

WTA1000の準決勝は2021年以来でした。準決勝では鄭欽文選手に5-7, 2-6で敗れています。シュナイダー選手と組んだダブルスでも、準決勝まで進みました。

日本とのつながり|2019年の東レ パン パシフィック オープンでベスト4、大坂なおみとの対戦

東レ パン パシフィック オープンには2019年と2022年に出場しています。2019年は大阪で開かれた大会で、準々決勝でジョルジ選手を破ってベスト4に入り、準決勝で大坂なおみ選手に4-6, 1-6で敗れました。大坂選手はそのまま地元で優勝しています。2022年は東京で開かれ、ダブルスでクデルメトワ選手と組んでベスト4に入りました。

2017年には東京で開かれたジャパン女子オープンでシングルスのベスト8に入っています。2021年の東京五輪にも出場しましたが、1回戦でアレクサンドロワ選手に敗れました。

大坂なおみとは3勝7敗

大坂なおみ選手とはツアーの本戦で10回対戦していて、メルテンス選手の3勝7敗です。勝ったのは2017年の武漢と2024年のインディアンウェルズ、トロントで、2026年は6月のバートホンブルク、8月のトロント、全米オープンの3回戦と3連敗しています。全米オープンは3-6, 6-3, 5-7の接戦でした。

ほかの日本の選手との対戦では、2026年の全豪オープンの2回戦で内島萌夏選手に6-3, 6-1で勝っています。ダブルスでは2021年のウィンブルドンの準決勝で青山修子選手/柴原瑛菜選手の組に6-4, 1-6, 6-3で勝ち、そのまま優勝しました。

ストロークもネットプレーもこなすオールラウンダー

ベースラインからの打ち合いが基本で、ダブルスで鍛えたネット際での勘の良さも持ち味です。北京のシフィオンテク選手との試合では、ウィナー24本に対してアンフォーストエラーは11本でした。

使用ラケットはヨネックス EZONE 100

メルテンス選手が使っているのは、ヨネックスのEZONE 100です。これまでにヘッド、バボラ、テクニファイバーのラケットを使ってきて、現在はヨネックスと契約しています。2026年8月には、EZONEの新色エスプレッソブラウンを使う選手として、ルード選手やキーズ選手と並んで紹介されました。

EZONE 100のスペック

項目 スペック
フェイス面積 100平方インチ
重量 300g
バランス 320mm
フレーム厚 24.5-26.5-23.0mm
ストリングパターン 16×19

スペックは市販モデルの数値です。EZONEは、スピンのVCORE、コントロールのPERCEPTに対して、パワーと打球感の柔らかさを両立させたシリーズです。EZONE 100はEZONE 98よりフェイスが大きく、ラケットの反発でボールが飛んでくれます。

大坂なおみ選手やチルステア選手のラケットも、同じEZONEシリーズです。ヨネックスを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。

ストリングはヨネックス POLYTOUR PRO

ストリングは、ヨネックスのPOLYTOUR PRO 125です。ヨネックスのポリの中では中間の性能として位置しているストリングです。

シューズはケースイス ULTRASHOT 4

シューズはケースイスのULTRASHOT 4です。アレクサンドロワ選手やサムソノワ選手も、同じケースイスのシューズを履いています。

まとめ

  • ベルギー・ルーヴェン出身の30歳で、4歳のとき姉の影響でテニスを始めました。
  • ダブルスでは四大大会6勝、元世界1位です。
  • シングルスはツアー10勝で、2018年の全豪オープンでベスト4に入っています。
  • 2026年はウィンブルドンで初のベスト8、10月の北京でガウフ選手とシフィオンテク選手を破ってベスト4に進みました。
  • ラケットはヨネックスのEZONE 100、ストリングはPOLYTOUR PRO 125、シューズはケースイスのULTRASHOT 4です。

北京で勢いに乗ったメルテンス選手が、2019年にベスト4に入った東レ パン パシフィック オープンでどこまで勝ち進めるか注目です。

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