
こんにちは。2024年のジャパンオープンで決勝まで勝ち上がったフランスの左利き、ユーゴ・アンベール選手。本記事では、基本プロフィール、2026年シーズンの戦績、プレースタイル、使用しているラケットやストリングをまとめて紹介します。
2026年のジャパンオープンにも出場予定選手として名前が入っています。全米オープンは腰の負傷で欠場し、9月に入ってからは試合に出ていません。
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ユーゴ・アンベール選手の3行まとめ
- 使用ラケットはWilson BLADE 98 16×19/2026年はHEADのスピード系を試しているとの報道も
- 2024年ジャパンオープンで準優勝(決勝は同じフランスのフィス選手とフルセットの激戦)
- ツアー7勝、自己最高13位/2026年はアデレードとイーストボーンで準優勝
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ユーゴ・アンベール(Ugo Humbert) |
| 生年月日 | 1998年6月26日(28歳) |
| 出身 | フランス・メッス |
| 身長 | 188cm |
| 利き手 | 左利き・両手バックハンド |
| プロ転向 | 2016年 |
| コーチ | ジェレミー・シャルディ |
| 世界ランキング | 33位(2026年9月14日時点) |
| 自己最高 | 13位(2024年4月15日) |
アンベール選手はフランス北東部のメッスで生まれ、5歳でテニスを始めました。12歳からフランステニス連盟のもとで練習を積み、2016年にプロ転向。2018年の全米オープンで四大大会のシングルス本戦に初めて出て、2回戦でワウリンカ選手に敗れています。同じ年の終わりにトップ100に入りました。
子どものころに憧れていたのはフェデラーさんです。コートを離れるとピアノとギターを弾きます。コーチは元ツアー選手のジェレミー・シャルディさんで、2022年からの2年間で3つのタイトルを一緒に取り、いったん離れたあと2025年9月から再びチームに戻っています。
2024年ジャパンオープン準優勝|決勝はアルトゥール・フィスに惜敗
アンベール選手の名前を日本のファンに刻んだのが、2024年のジャパンオープンです。1回戦で望月慎太郎選手を6-1, 6-2で下すと、2回戦でブランドン・ナカシマ選手を6-3, 6-2で破り、準々決勝はジャック・ドレイパー選手が7-5, 2-1で途中棄権。準決勝でトマーシュ・マハーチ選手を6-3, 3-6, 6-2で破って決勝に進みました。
決勝の相手は同じフランスのアルトゥール・フィス選手。第1セットを7-5で先取し、第2セットのタイブレークではチャンピオンシップポイントも握りました。しかしそこをしのがれ、7-5, 6-7(6), 3-6で敗れて準優勝に終わっています。それまでツアーの決勝は6戦全勝で、初めて落とした決勝がこの有明の一戦でした。
主な戦績|ツアー7勝、2024年はパリ・マスターズで準優勝
ツアー初優勝は2020年1月のオークランド(ATP250)で、同じ年の10月にアントワープ(ATP250)でも優勝しました。2021年にはハレ(ATP500)で優勝。2023年は地元メッス(ATP250)、2024年はマルセイユ(ATP250)とドバイ(ATP500)、2025年はマルセイユで2年続けて優勝し、タイトルは7つになりました。
2024年はキャリアで一番の年でした。4月に自己最高の13位に上がり、ウィンブルドンでは4回戦でアルカラス選手に3-6, 4-6, 6-1, 5-7で敗れたものの、その年の秋のパリ・マスターズでは、3回戦でカルロス・アルカラス選手を6-1, 3-6, 7-5で破り、準決勝でハチャノフ選手も下してマスターズ1000で初めて決勝に進みました。決勝はズベレフ選手に2-6, 2-6で敗れています。
四大大会の最高成績は4回戦で、2019年と2024年のウィンブルドン、2025年の全豪オープンで記録しています。
2026年シーズン
2026年は1月のアデレード(ATP250)で決勝に進み、マハーチ選手に4-6, 7-6(2), 2-6で敗れて準優勝。全豪オープンは1回戦でシェルトン選手に3-6, 6-7(2), 6-7(5)と、タイブレークを2つ落として敗れました。2月のロッテルダム(ATP500)では1回戦でメドベージェフ選手を7-6(4), 3-6, 6-3で破り、ベスト4まで進んでいます。
芝のシーズンは好調でした。クイーンズ(ATP500)でベスト4、続くイーストボーン(ATP250)では決勝に進み、ジズー・ベルグス選手に6-3, 1-6, 4-6で敗れて準優勝。ウィンブルドンでは1回戦でまたジズー・ベルグス選手と当たり、2-6, 5-7, 6-4, 6-3, 3-6のフルセットで敗れています。
夏の北米シーズンはワシントン(ATP500)の2回戦でベン・シェルトン選手に7-6(3), 3-6, 4-6で敗れ、モントリオールとシンシナティ(ともにマスターズ1000)は初戦で敗退。全米オープンはドロー発表の日に腰の負傷で欠場を発表しました。本人はこう話しています。
腰がまた気になっていて、今年最後のグランドスラムで戦える状態ではありません。治療に専念して、またコートで会いましょう
プレースタイルは左利きのサーブと両手バックハンドを軸にした攻撃的なストローク
188cmの左利きで、サーブで主導権を握ってから両手バックハンドで攻めるスタイルです。本人が最も得意としているショットは両手バックハンドで、得意なサーフェスはハードコートです。7つのタイトルのうち6つをハードコートで取っています。
格上に強いのも特徴です。2024年のパリ・マスターズではアルカラス選手、2026年のロッテルダムではメドベージェフ選手、2021年の東京五輪ではチチパス選手を破っています。
日本とのつながりは東京五輪ベスト8とジャパンオープン
日本で初めて大きな結果を出したのは2021年の東京五輪です。1回戦からアンドゥハル選手、ケツマノビッチ選手を破り、3回戦では当時世界4位のチチパス選手を2-6, 7-6(4), 6-2で下してベスト8に進みました。準々決勝はハチャノフ選手に6-7(4), 6-4, 3-6で敗れています。
ジャパンオープンは2024年の準優勝に続いて、2025年も出場しましたが、1回戦でブルックスビー選手に6-7(4), 3-6で敗れました。2026年は本戦の出場予定選手に入っています。
使用ラケットはWilson BLADE 98 16×19
アンベール選手が使っているのは、ウイルソンのBLADE 98 16×19です。2024年の時点では第9世代(V9)で、現行モデルはV10になっています。
ブレードはウイルソンの中でコントロール系にあたるシリーズです。パワー重視のウルトラ、しなりの強いクラッシュに対して、ブレードは球持ちの良さとコントロールを両立させた位置にあります。同じブレード98でもストリングパターンは16×19と18×20の2種類があり、アンベール選手が選んでいるのは、スピンがかかりやすい16×19です。
BLADE 98 16×19 V10のスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| フェイス面積 | 98平方インチ |
| 重量 | 305g |
| バランス | 320mm |
| 長さ | 27インチ |
| フレーム厚 | 21.5-20.5mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
305gで20〜21mm台の薄いフレームなので、自分でしっかり振ってコントロールしたい方にピッタリ。アンベール選手のようにラリーを自分から動かしたい方は、一度試しても良いと思います。
ブレードには、このほかに18×20の98、100、競技モデルのPROなど様々なスペック展開があります。
2026年はHEADのスピード系を試しているとの報道
2026年の年明けには、HEADのスピードをベースにしたフレームに持ち替えたという報道が出ました。シナー選手が使うスピードに近いフレームで、細かい仕様は明かされていません。年明けのアデレードで決勝に進んだのは、ちょうどこの時期です。ただし契約はウイルソンのままで、公式にはブレードの使用選手として扱われています。
スピードはHEADの中でオールラウンド系にあたるシリーズで、2026年モデルはシャフトにHy-Borが入っています。気になる方はSPEED MPを試してみてください。
SPEED MP 2026のスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| 重量 | 300g |
| バランス | 320mm |
| 長さ | 27インチ |
| フレーム厚 | 23.0mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
同じBLADEシリーズは、アンドレーワ選手やサバレンカ選手も使っています。ウイルソンを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。
ストリングはルキシロンの4G ソフト
ストリングはルキシロンの4G ソフトで、2024年の時点では約42ポンド(19キロ)で張っていました。大会や気候によって変えるので、あくまでその時点の数字です。ツアーの平均と比べるとかなり緩めです。ブレードはフレームが薄く、飛びを抑えたラケットなので、緩く張ることでボールの飛びを補っています。
4Gはルキシロンのポリの中でも張った直後のテンションが落ちにくいことで知られるモデルで、ソフトはその名のとおり柔らかさを足したタイプです。
まとめ
- ユーゴ・アンベール選手は1998年生まれ、フランス・メッス出身の左利き。
- 2024年のジャパンオープンで決勝に進み、フィス選手にフルセットで敗れて準優勝。
- ツアー7勝、2024年はパリ・マスターズ準優勝、自己最高13位。2026年はアデレードとイーストボーンで準優勝。
- 使用ラケットはWilson BLADE 98 16×19、ストリングはルキシロン 4G ソフト。2026年はHEADのスピード系を試しているとの報道もある。
- 全米オープンは腰の負傷で欠場。2026年のジャパンオープンにもエントリーしている。
2024年にあと1ポイントまで迫った有明のタイトルを、今年こそ狙うアンベール選手に注目です。

















