アレクサンダー・ブブリク|カザフスタン初トップ10・使用ラケット

こんにちは。2026年1月にカザフスタンの男子選手として初めてトップ10に入ったアレクサンダー・ブブリク選手。本記事では、基本プロフィール、プレースタイル、主な戦績、使用しているラケットやストリングを紹介します。

2025年はハレで世界1位のシナー選手を破って優勝するなど年間4勝を挙げ、2026年4月からはアメリカのダイアデムのラケットを使っています。9月25日からのレーバーカップには、世界選抜として初めて出場します。

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アレクサンダー・ブブリク選手の3行まとめ

  • 自己最高10位(2026年1月)/カザフスタンの男子で初のトップ10
  • ツアー9勝/2025年のハレで世界1位のシナー選手を破って優勝
  • ラケットは2026年4月からダイアデム、ストリングはバボラ RPM BLAST

アレクサンダー・ブブリクのプロフィール

項目 内容
名前 アレクサンダー・ブブリク(Alexander Bublik)
生年月日 1997年6月17日(29歳)
出身 ロシア・ガッチナ
国籍 カザフスタン
身長 196cm
利き手 右利き・両手バックハンド
プロ転向 2016年
コーチ アルテム・スプルノフ
世界ランキング 21位(2026年9月21日時点)
自己最高 10位(2026年1月)

ロシアのガッチナで生まれ、2016年からカザフスタンの選手として活動しています。テニスは2歳のときに父のスタニスラフさんと始め、父は少年時代のコーチでもありました。2019年に父との師弟関係を解消し、現在のコーチはアルテム・スプルノフ氏です。

2026年1月12日付で世界10位に上がり、カザフスタンの男子として初めてトップ10に入りました。2025年3月には82位まで落ちていたので、1年足らずでの急上昇です。2026年9月21日時点では21位です。

プレースタイルは196cmの長身から放つビッグサーブを軸にした早い展開

196cmの長身から打つビッグサーブが最大の武器です。2025年のハレでシナー選手を破った試合では、15本のエースを含む36本のウィナーを奪いました。試合後のインタビューで「サーブを守り続けて、相手を居心地の悪い場面に追い込み続けた。それがうまくいった」と話しています。

もう1つの顔が、アンダーサーブ股抜きショットです。2025年のウィーンでは、シナー選手を相手にアンダーサーブでエースを取りました。ツアー屈指のエンターテイナーとしても知られています。本人は「僕はギャンブラー。50対50の感覚が好きなんだ」と語っていて、5-5の場面でもセカンドサーブを強打する度胸がブブリク選手の持ち味です。

インドアコートを得意にしていて、本人も「タイトルのほとんどはインドアで取った」と話しています。

主な戦績|ツアー9勝、ハレで2度優勝

ツアー初優勝は2022年2月のモンペリエ(ATP250)で、決勝でズベレフ選手を6-4, 6-3で破りました。2023年にはハレ(ATP500)で初めてATP500のタイトルを取っています。

大会
2022年 モンペリエ(ATP250)
2023年 ハレ(ATP500)、アントワープ(ATP250)
2024年 モンペリエ(ATP250)
2025年 ハレ(ATP500)、グスタード(ATP250)、キッツビュール(ATP250)、杭州(ATP250)
2026年 香港(ATP250)

マスターズ1000では、2025年のパリでベスト4に進んでいます。ダブルスでは2021年の全仏オープンで同じカザフスタンのゴルベフ選手と組んで準優勝しました。

日本の選手とは、2021年のワシントン(ATP500)2回戦で錦織圭選手と対戦し、2-6, 5-7で敗れています。同じ年の東京オリンピックは1回戦でメドベージェフ選手に4-6, 6-7(8)で敗れました。ジャパンオープンにはまだ出場したことがなく、2026年の大会にもエントリーしていません。

2025年は引退を考えた春から全仏ベスト8、ハレでシナーを破って優勝

2025年のシーズン序盤は結果が出ず、3月のフェニックス(チャレンジャー)の前には直近22試合で18敗、世界ランキングは82位まで落ちていました。本人は後に「ウィンブルドンのあとに辞めようかと思っていた。楽しめなくなっていたから」と明かしています。

流れが変わったのは5月の全仏オープンです。当時62位のブブリク選手は、2回戦で世界9位のデミノー選手に2セットダウンから2-6, 2-6, 6-4, 6-3, 6-2で逆転勝ちしました。3回戦でロシャ選手を破り、4回戦では世界5位のドレイパー選手を5-7, 6-3, 6-2, 6-4で破りました。カザフスタンの男子として初めての四大大会ベスト8で、ドレイパー戦のあとのインタビューで「ここに立っているのが、人生で最高の瞬間」と話しています。準々決勝ではシナー選手に1-6, 5-7, 0-6で敗れました。

その翌月のハレ(ATP500)では、2回戦で世界1位のシナー選手を3-6, 6-3, 6-4で破りました。トップ20より下の相手に66連勝していたシナー選手を止めた勝利で、本人は「世界1位に勝ったのは初めて。これは成果だ」と語っています。そのまま勝ち進み、決勝ではメドベージェフ選手を6-3, 7-6(4)で下して2年ぶり2度目のハレ優勝を果たしました。フェデラーさん、カフェルニコフさん、ハースさんに次いで、ハレを複数回制した4人目の選手になりました。

夏にはグスタード(ATP250)とキッツビュール(ATP250)のクレーで連勝し、9月の杭州(ATP250)でも優勝して年間4勝を挙げました。クレー、芝、ハードの3つのサーフェスで同じ年に優勝したのは、2020年代ではジョコビッチ選手、アルカラス選手に次いで3人目です。全米オープンでも4回戦に進み、年末のランキングは11位でした。

2026年は香港で優勝してトップ10入り、全米オープンは3回戦で敗退

2026年は1月の香港(ATP250)で、決勝でムゼッティ選手を7-6(2), 6-3で破って優勝しました。この優勝で1月12日付の世界ランキングは10位になり、カザフスタンの男子で初めてトップ10に入っています。

全豪オープンでは4回戦でデミノー選手に4-6, 1-6, 1-6で敗れ、2月のロッテルダム(ATP500)でベスト4、4月のモンテカルロ(マスターズ1000)でベスト8に入りました。モンテカルロの大会中の4月8日には、ダイアデムとの契約を発表しています。

ウィンブルドンでは3回戦でティアフォー選手をフルセットで破りましたが、4回戦でフリッツ選手に6-7(1), 4-6, 4-6で敗れました。7月のキッツビュール(ATP250)では決勝でアリス選手に敗れて連覇を逃しています。

全米オープンは第15シードで出場し、3回戦でポール選手に4-6, 6-3, 7-6(4), 1-6, 3-6で敗れました。1月に10位まで上がった順位は、その後は少しずつ下がり、9月21日付では21位です。

レーバーカップ2026に世界選抜で初出場

2026年のレーバーカップに、世界選抜として初めて出場します。選出が発表されたときには「ずっとレーバーカップに憧れて、毎年見てきた。世界選抜を代表できるのを誇りに思うし、ロンドンでレーバーカップに初出場するのが楽しみ」と話しています。

キャプテンのアガシさんは、ブブリク選手を「テニス界で最も才能があり、最も予測できない選手の1人」と評しています。

妻のタチアナさんと、2022年生まれの長男

妻はタチアナさんで、2022年8月に長男のワシリーくんが生まれました。ブブリク選手自身は腕時計が好きで、何本も売り買いしているそうです。一方で旅は好きではなく、休みはアルプスのスキーリゾートで過ごします。

率直な発言でも知られていて、2020年にはフランスのメディアのインタビューで「お金がなければテニスを辞める」と話して話題になりました。最近は「テニスは人生の50%。残りの50%は人生そのもので、そっちの方が大事」と話しています。

使用ラケットはダイアデム

ブブリク選手はラケットをよく替える選手です。ヨネックスのEZONE 98、HEADのグラビティ プロ、テクニファイバーのTFight ISO 305と使ってきて、2025年3月にはフェニックスのチャレンジャーで自分でバボラのピュアアエロ98を買い、黒く塗って使い始めました。そのラケットで全仏ベスト8とハレ優勝を含むキャリア最高のシーズンを送りました。

2026年4月8日には、アメリカのダイアデム(Diadem)との契約を発表しました。試合で使っているのはダイアデムのプロトタイプで、本人と一緒に開発を進めた市販モデルがProject Bublikシリーズです。「完成品ではなく開発の途中経過」として、BUBLIK 100、BUBLIK TEAM、BUBLIK 98の3本が2026年8月に日本でも発売されました。

BUBLIK 100のスペック

項目 スペック
フェイス面積 100平方インチ
重量 300g
バランス 330mm
フレーム厚 24.0-26.0-23.0mm
ストリングパターン 16×19

BUBLIK 100は300gと標準的な重さで、バランスは330mmとトップ寄りです。フレーム厚は最大26mmと厚めで、サーブとフラットな強打を軸にしたブブリク選手のプレーに合わせたラケットです。もう少し面が小さくコントロール重視のBUBLIK 98(302g。一般的な16×19に対して16×20)、軽い280gのBUBLIK TEAMもあります。

ストリングはバボラ RPM BLAST

ストリングはバボラの定番のスピン系ポリ、RPM BLASTの1.30mmで、ダイアデムに替えたあとも同じです。2026年のハレでは、横糸を縦糸より高いテンションで張っていました。弾道を抑えてフラットに打つための張り方です。

ウェアはEA7 エンポリオ アルマーニ

ウェアは2023年からイタリアのEA7 エンポリオ アルマーニを着ています。

まとめ

  • アレクサンダー・ブブリク選手は1997年生まれ、ロシア出身でカザフスタン国籍の29歳です。
  • 2026年1月に自己最高の世界10位となり、カザフスタンの男子で初めてトップ10に入りました。
  • ツアー9勝で、2025年はハレで世界1位のシナー選手を破って優勝し、全仏オープンでもベスト8に入りました。
  • ビッグサーブに加えて、アンダーサーブや股抜きショットも繰り出す選手です。
  • 使用ラケットは2026年4月からダイアデム、ストリングはバボラ RPM BLASTです。

レーバーカップでも、アンダーサーブが飛び出すか注目です。

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