
こんにちは。2026年の全米オープン男子シングルス決勝で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ選手が第8シードのベン・シェルトン選手を6-3, 7-6(2), 5-7, 6-2で下し、この大会で初めて優勝しました。
6月の全仏オープンに続く年間2冠で、四大大会は2勝目です。本記事では、男子決勝(日本時間9月14日)の結果をまとめます。
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9月14日の男子決勝
- 第1シードのズベレフがシェルトンに6-3, 7-6(2), 5-7, 6-2で勝利
- 全米オープンは初優勝。四大大会は2勝目
- 6月の全仏と合わせて年間2冠
- シェルトンは初めての四大大会決勝で準優勝
ズベレフがシェルトンを下し全米初優勝
第1セットは6-3でズベレフ選手が先取します。第2セットはタイブレークにもつれたものの、ここも7-6(2)で取って一気に王手をかけました。
第3セットはシェルトン選手が7-5で取り返して踏みとどまりましたが、第4セットはズベレフ選手が6-2で押し切っています。
ズベレフ選手は今大会、1回戦のソネゴ選手と2回戦のアリス選手をいずれもフルセットで振り切っています。3回戦から準決勝までは1セットも落とさず、ハチャノフ選手との準決勝は6-3, 7-6(7), 7-6(6)と、タイブレークを2つ続けて取っての勝利でした。
6年前は同じ舞台で2セットアップから逆転負け
ズベレフ選手にとって全米オープンは、苦い記憶の残る大会でした。
2020年の決勝で、ズベレフ選手はドミニク・ティエムさんと対戦しています。第1セットを6-2、第2セットを6-4で連取し、あと1セットで四大大会初優勝というところまで来ていました。
そこから第3セットを4-6、第4セットを3-6で落とします。最終セットもタイブレークまで進みましたが、6-7(6)で敗れました。2セットアップからの逆転負けです。
しかもこの年のズベレフ選手は、準決勝でカレーニョ・ブスタ選手に2セットダウンから逆転勝ちして決勝に上がってきていました。2セットのビハインドをひっくり返した選手が、2セットのリードを守れなかった大会でした。
| 年 | 大会 | 決勝の相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 全米オープン | ティエム | 準優勝 |
| 2024年 | 全仏オープン | アルカラス | 準優勝 |
| 2025年 | 全豪オープン | シナー | 準優勝 |
| 2026年 | 全仏オープン | コボッリ | 優勝 |
| 2026年 | ウィンブルドン | シナー | 準優勝 |
| 2026年 | 全米オープン | シェルトン | 優勝 |
四大大会の決勝はこれで6度目、そのうち優勝が2度になりました。初めての四大大会決勝で敗れた大会に、6年かけて戻ってきたことになります。
2026年は四大大会すべてでベスト4以上
ズベレフ選手の2026年の四大大会は、次のとおりです。
| 大会 | 結果 | 内容 |
|---|---|---|
| 全豪オープン | ベスト4 | 準決勝でアルカラスに4-6, 6-7(5), 7-6(3), 7-6(4), 5-7 |
| 全仏オープン | 優勝 | 決勝でコボッリに6-1, 4-6, 6-4, 6-7(5), 6-1 |
| ウィンブルドン | 準優勝 | シナーに7-6(7), 6-7(2), 3-6, 4-6 |
| 全米オープン | 優勝 | 決勝でシェルトンに6-3, 7-6(2), 5-7, 6-2 |
優勝2回・準優勝1回・ベスト4が1回。ハード・クレー・芝のどのサーフェスでも準決勝に残りました。優勝セレモニーでは、チームに向けて3か月で2つのタイトルを獲ったと話しました。6月7日の全仏決勝から9月13日の全米決勝まで、3か月あまりでの2冠でした。
「この病気が私たちを決めることはない」母への言葉
優勝スピーチでいちばん時間をかけて語ったのは、母親のことでした。
ズベレフ選手は4歳のときに糖尿病と診断されています。スピーチではこう振り返りました。
4歳の息子が糖尿病と診断されて、診察室で医者に「この子の人生もスポーツも大きく制限される」と言われる。そこから歩き出して「息子はなりたいものになる。テニス選手になりたいならテニス選手になる。この病気が私たちを決めることはない」と言えるのは、よほど強い母親だけです
「僕の試合は決して見ないけれど、僕のテニス人生でいちばん大事な人」とも付け加えています。
1回戦についても触れています。あと2ポイントで負けていた、と振り返りました。実際、ソネゴ選手にセットカウント1-2とリードされ、そこから7-5, 6-4で逆転しての初戦突破でした。
観客に向けては、こんな言葉を残しています。
今日は99.9%の人がベンの勝利を願っていたと思います。まず謝ります。でも観客はいつも本当にフェアでした
シェルトンは初めての四大大会決勝で準優勝
敗れたシェルトン選手は、初めての四大大会決勝で準優勝に終わりました。
準々決勝では連覇を狙う第2シードのアルカラス選手を6-7(5), 6-1, 6-3, 1-6, 7-6(7)で撃破し、この試合は現地時間の午前3時33分に決着した全米オープン史上最も遅い試合になりました。準決勝では同じアメリカのティアフォー選手を4-6, 6-3, 6-3, 7-5で下しています。
決勝でも第3セットを7-5で取り返し、簡単には終わらせませんでした。
準優勝のスピーチでは、アルカラス戦を明け方まで見届けた観客に、こう呼びかけました。
午前4時まで残ってくれた人たち。あなたたちが僕をここまで連れてきてくれました。まだ始まったばかりで、またここに戻ってきます
優勝したズベレフ選手も、シェルトン選手をこう称えています。
これが初めての四大大会決勝だったけど、君は何度もここに戻ってくると、もう伝えてある。全財産を賭けろと言われたら、君がいつかこのトロフィーを掲げる方に賭けるよ
まとめ
- ズベレフがシェルトンを6-3, 7-6(2), 5-7, 6-2で下し、全米オープンで初優勝しました。
- 四大大会は2勝目で、6月の全仏と合わせて年間2冠です。
- 2020年の全米決勝ではティエムさんに2セットアップから逆転負けしており、6年越しの戴冠になりました。
- 2026年は四大大会すべてでベスト4以上、優勝2回・準優勝1回・ベスト4が1回です。
- シェルトンは初めての四大大会決勝で準優勝。準々決勝ではアルカラスを破っています。
これで2026年の四大大会はすべて終わりました。ズベレフ選手が全仏と全米、シナー選手がウィンブルドン、アルカラス選手が全豪と、タイトルが分かれたシーズンになりましたね。秋のアジアシリーズにも注目してください。









