ジャスミン・パオリーニ|四大大会2度準優勝・両親・使用ラケット

こんにちは。2024年の全仏オープンとウィンブルドンで続けて準優勝し、パリ五輪では女子ダブルスで金メダルを獲得したイタリアのジャスミン・パオリーニ選手。本記事では、基本プロフィール、ガーナとポーランドにルーツを持つ家族、主な戦績、日本とのつながり、使用しているラケットやシューズを紹介します。

2025年には地元のローマ(WTA1000)でシングルスとダブルスの2冠を達成しました。10月26日から東京・有明で開かれる東レ パン パシフィック オープンには、初めて出場する予定です。

※当ページにはアフィリエイト広告が含まれます。

パオリーニ選手の3行まとめ

  • イタリア・トスカーナ州出身の30歳/身長163cm/自己最高4位(2024年10月)
  • 2024年全仏・ウィンブルドン準優勝/2025年ローマで2冠/パリ五輪ダブルス金メダル
  • ラケットはヨネックスのVCORE 100、シューズとウェアはアシックス

パオリーニのプロフィール

項目 内容
名前 ジャスミン・パオリーニ
Jasmine Paolini
生年月日 1996年1月4日(30歳)
出身 イタリア・トスカーナ州
身長 163cm
利き手 右利き・両手バックハンド
コーチ ダニーロ・ピッツォルノ
世界ランキング 20位(2026年9月28日付)
自己最高 4位(2024年10月28日付)
ツアー優勝 シングルス3回・ダブルス10回

家族とルーツ|母はガーナとポーランドにルーツ

パオリーニ選手はトスカーナ州のカステルヌオーヴォ・ディ・ガルファニャーナで生まれました。父のウーゴさんはイタリア人で、母のジャクリーンさんはガーナとポーランドにルーツを持っています。祖母はポーランドのウッチに住んでいて、パオリーニ選手はイタリア語と英語に加えてポーランド語も話します。弟のウィリアムさんもいます。

テニスは5歳で始め、憧れの選手はフェデラーさんでした。今もトスカーナに住み、海沿いのフォルテ・デイ・マルミで練習しています。2026年からは、コーチのピッツォルノ氏に加えて、ダブルスでペアを組むエラーニ選手が戦術の担当としてチームに入りました。

主な戦績|2024年に四大大会で2度の準優勝、2025年ローマで2冠

2024年はドバイで優勝、全仏とウィンブルドンで準優勝

飛躍の年は28歳で迎えた2024年です。2月のドバイ(WTA1000)では、準決勝でチルステア選手を破り、決勝ではカリンスカヤ選手に4-6, 7-5, 7-5で逆転勝ちして、自身最大のタイトルを手にしました。

6月の全仏オープンでは、準々決勝でルバキナ選手、準決勝でアンドレーワ選手に勝って初めて四大大会の決勝に進み、シフィオンテク選手に2-6, 1-6で敗れて準優勝でした。続くウィンブルドンでも決勝まで勝ち上がり、準決勝のベキッチ選手との試合は2-6, 6-4, 7-6(8)の大接戦で、2時間51分かかり、女子の準決勝としては大会史上最長の試合になりました。決勝ではクレイチコバ選手に2-6, 6-2, 4-6で敗れ、2大会続けて準優勝です。

この年は10月28日付で自己最高の世界4位まで上がり、初めてWTAファイナルズにも出場しました。

パリ五輪で女子ダブルス金メダル

ダブルスでも結果を残していて、エラーニ選手と組んだ2024年のパリ五輪で女子ダブルスの金メダルを獲得しました。決勝ではアンドレーワ/シュナイダー組に2-6, 6-1, [10-7]で逆転勝ちしています。2025年には全仏オープンのダブルスで優勝し、自身初の四大大会のタイトルを手にしています。国別対抗戦のビリー・ジーン・キング・カップでもイタリアの2024年・2025年の連覇に貢献し、2025年は決勝でペグラ選手に6-4, 6-2で勝って優勝を決めました。

2025年は地元のローマでシングルスとダブルスの2冠

2025年5月の地元ローマ(WTA1000)では、準々決勝でシュナイダー選手、準決勝でスターンズ選手を破り、決勝でガウフ選手に6-4, 6-2で勝って優勝しました。エラーニ選手と組んだダブルスでも優勝し、ローマでシングルスとダブルスを両方制した女子選手は1990年のセレシュさん以来です。

この年は8月のシンシナティ(WTA1000)でも決勝に進み、シフィオンテク選手に5-7, 4-6で敗れて準優勝でした。秋の武漢(WTA1000)では準々決勝でシフィオンテク選手に6-1, 6-2で勝ってベスト4に入り、2年続けてWTAファイナルズに出場しています。

2026年はトップ10から外れ、夏は足のけがで欠場

2026年は8位でシーズンを始め、3月まで7〜8位を保ちましたが、前年王者として臨んだローマで3回戦で敗れ、トップ10から外れました。7月のウィンブルドンではベスト8に進み、4回戦でイアラ選手に6-4, 4-6, 6-3で勝ちましたが、準々決勝でコスチュク選手に3-6, 2-6で敗れています。

その後は足のけがで夏の北米の大会を欠場し、ランキングは8月に21位まで下がりました。9月28日付の順位は20位です。

日本とのつながり|東レは初出場、伊藤あおいと大坂なおみとの対戦

東レ パン パシフィック オープンには、2026年が初めての出場です。2025年は第1シードとしてエントリーしていましたが、日程の都合で大会前に欠場しました。

海外の大会でも日本の選手と対戦していて、2025年のモントリオール(WTA1000)では初戦で伊藤あおい選手に6-2, 5-7, 6-7(5)で逆転負けしました。同じ年のマイアミ(WTA1000)4回戦では大坂なおみ選手と対戦し、3-6, 6-4, 6-4の逆転で勝ってベスト8に進み、準々決勝でも勝ってベスト4まで勝ち上がりました。

2021年の東京五輪にも出場していて、シングルス1回戦でクビトバ選手に4-6, 3-6で敗れました。

プレースタイルはフォアハンドを軸にした攻撃的なストローク

163cmとツアーでも小柄な選手ですが、動きの速さと、強いトップスピンをかけたフォアハンドで攻めていきます。本人もいちばん得意なショットはフォアハンドだと話していて、バックハンドはフラットに打ち返します。好きなサーフェスはクレーで、全仏オープンの準優勝やローマの優勝もクレーで挙げました。

使用ラケットはヨネックス VCORE 100

パオリーニ選手が使っているのは、ヨネックスのVCORE 100です。2024年のドバイ優勝やウィンブルドンでの準優勝も、このモデルでつかみました。

VCORE 100(2026年モデル)のスペック

項目 スペック
フェイス面積 100平方インチ
重量 300g
バランス 320mm
フレーム厚 24.0-26.0-23.0mm
ストリングパターン 16×19

スペックは市販モデルの数値です。VCOREは、パワー重視のEZONE、コントロール重視のPERCEPTに対して、スピンを重視したシリーズです。強いトップスピンで攻めるパオリーニ選手のフォアハンドにピッタリのモデルです。試合で使っている個体は、2021年ごろの赤いVCOREがベースとみられています。

同じVCOREシリーズは、ルバキナ選手も使っています。ヨネックスを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。

ストリングはヨネックス POLYTOUR PRO

ストリングは、ヨネックスのPOLYTOUR PROです。ヨネックスのポリの中で中間の性能に位置するストリングで、パオリーニ選手は細めの1.20mmを使っています。2025年2月の時点のストリンガーの情報では、約55〜57ポンド(25〜26キロ)で張っていました。大会や気候によって変えるので、あくまでその時点の数字です。

シューズはアシックス GEL-RESOLUTION X

シューズとウェアはアシックスです。シューズはGEL-RESOLUTION Xで、アシックスのテニスシューズの中で安定感を重視したモデルです。

まとめ

  • イタリア・トスカーナ州出身の30歳で、母はガーナとポーランドにルーツを持っています。
  • 2024年に全仏オープンとウィンブルドンで続けて準優勝し、自己最高の世界4位まで上がりました。
  • 2024年のパリ五輪でダブルスの金メダルを獲得し、2025年は地元ローマでシングルスとダブルスの2冠を達成しました。
  • 東レ パン パシフィック オープンは2026年が初出場で、伊藤あおい選手や大坂なおみ選手とも対戦しています。
  • ラケットはヨネックスのVCORE 100、ストリングはPOLYTOUR PRO、シューズとウェアはアシックスです。

163cmの体で四大大会の決勝まで勝ち上がったパオリーニ選手が、初出場の東レでどんなプレーを見せるのか楽しみです。

おすすめの記事