
こんにちは。2026年のマヨルカでツアー初優勝を果たし、2025年には自己最高の14位まで上がったスペインのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ選手。本記事では、基本プロフィール、2026年シーズンの戦績、プレースタイル、使用しているラケットやストリングをまとめて紹介します。
ドロップショットとアンダーサーブも織り交ぜる、スペインの選手としては珍しいタイプです。2026年のジャパンオープンにも出場予定選手として名前が入っています。全米オープンは腰の負傷で欠場しました。
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ダビドビッチ・フォキナ選手の3行まとめ
- 使用ラケットはHEAD EXTREME MP/得意なショットは両手バックハンドとドロップショット
- 2026年マヨルカ(芝)でツアー初優勝/決勝は6回目で、2022年モンテカルロではジョコビッチを破り準優勝
- 自己最高14位(2025年11月)/2021年全仏ベスト8、2026年ウィンブルドン4回戦
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina) |
| 生年月日 | 1999年6月5日(27歳) |
| 出身 | スペイン・マラガ |
| 身長 | 180cm |
| 利き手 | 右利き・両手バックハンド |
| プロ転向 | 2017年 |
| コーチ | ホセ・クラベット |
| 世界ランキング | 30位(2026年9月14日時点) |
| 自己最高 | 14位(2025年11月3日) |
ダビドビッチ・フォキナ選手はスペイン南部、コスタ・デル・ソルの港町マラガの出身です。父のエドゥアルドさんはスウェーデン系ロシア人の元ボクサー、母のタチアナさんはロシア人で、姓の「ダビドビッチ・フォキナ」は両親の姓を並べたスペイン式です。2歳半で父とテニスを始め、6歳からマラガ郊外のクラブで、11歳からは近くのフエンヒローラのクラブで、2024年までホルヘ・アギレさんに師事しました。2024年にモナコへ移り住んでいます。
15歳のときから、試合では黒と白の靴下を片方ずつ履くのがゲン担ぎです。腕には津波のタトゥーがあり、本人によると「コーチは、僕は津波というより火山だと言う。中にたくさんのエネルギーがあって、それをどう抑えればいいか分からないから」と明かしています。サッカーはレアル・マドリードのファンで、子どものころに影響を受けたのはフェデラーさんとジョコビッチ選手です。
2026年はマヨルカでツアー初優勝|ウィンブルドンで4回戦、全米は欠場
2026年は1月のアデレード(ATP250)でベスト4、全豪オープンで3回戦、3月のインディアンウェルズ(マスターズ1000)でメンシク選手を破って4回戦に進み、芝のクイーンズ(ATP500)でもベスト8に入りました。
ツアー初優勝は2026年6月のマヨルカ(ATP250・芝)でした。第2シードで臨み、決勝ではアメリカのイーサン・クイン選手を7-6(4), 6-3で下しています。ツアーの決勝はこれで6回目。優勝のあと、ダビドビッチ・フォキナ選手は「5回の決勝を経ての初タイトル。最高の気分だ」と話しました。
勢いのまま臨んだウィンブルドンでは4回戦に進み、オジェ=アリアシム選手に7-6(4), 6-7(6), 3-6, 7-6(2), 1-6のフルセットで敗れました。ウィンブルドンでは自身初の4回戦です。
その後、腰の負傷で全米オープンを欠場しました。ここ数年はジャパンオープンに出場していませんが、2026年は本戦の出場予定選手に入っています。
主な戦績|決勝は6回、2022年モンテカルロではジョコビッチを撃破
一気に飛躍したのは2022年のモンテカルロ(マスターズ1000)です。当時世界1位のジョコビッチ選手を破るなど勝ち上がって決勝に進み、チチパス選手に3-6, 6-7(3)で敗れて準優勝でした。四大大会では2021年の全仏オープンでベスト8に入り、全米オープンでも2020年と2022年に4回戦に進んでいます。
2025年は決勝に4回進んだ年でした。デルレイビーチ(ATP250)でケツマノビッチ選手に6-3, 1-6, 5-7、アカプルコ(ATP500)でマハーチ選手に6-7(6), 2-6、ワシントン(ATP500)でデミノー選手に7-5, 1-6, 6-7(3)、バーゼル(ATP500)でフォンセカ選手に3-6, 4-6と、いずれも惜しくも敗れています。ワシントンでは準々決勝でフリッツ選手、準決勝でシェルトン選手を破っての決勝でした。
それでも安定した成績で、11月に自己最高の14位まで上がっています。全豪オープン2025では2セットダウンからの逆転勝ちを2試合続けて4回戦に進み、モンテカルロ2025では準決勝でアルカラス選手に6-7(2), 4-6と迫ったものの、惜しくも敗れました。
プレースタイルは強烈な両手バックハンドとドロップショットを軸にした変幻自在のテニス
スペインの選手というと、クレーコートで育ち、ベースラインの後ろから粘り強くストロークを打ち合うタイプを思い浮かべる方が多いと思います。ダビドビッチ・フォキナ選手もクレーで育ちましたが、プレーはそのイメージとは違います。
武器は強烈な両手バックハンドとコート全面をカバーする守備。そこにドロップショットを頻繁に混ぜ、ときにはアンダーサーブも打ちます。長いラリーで押し切るより、球種と緩急で相手の意表を突いて崩すタイプです。
本人が一番好きなショットはバックハンドで、得意なサーフェスは芝。クレーで育ちながら、2017年にはウィンブルドンのジュニアで優勝しています。
若いころのフリッツ選手がエストリルで対戦したとき、自分のベンチに向かって「錦織やジョコビッチと打ち合ったことがあるけど、彼はそれと同じような球を打ってくる」と話したというエピソードがあります。
使用ラケットはHEAD EXTREME MP
ダビドビッチ・フォキナ選手が契約しているのは、HEADのEXTREME MPです。エクストリームはHEADの中でスピン系にあたるシリーズで、コントロールのプレステージ、オールラウンドのスピードに対して、回転をかけて振り抜くプレーに向いています。2026年モデルはシャフトにボロンとカーボンを組み合わせたHy-Borが入り、インパクトでフレームがブレにくくなっています。
試合で使っている個体は、エクストリームの塗装をした旧型のプロ用フレームとみられています。張り上げで340g、バランス32cmとされています。振ったときの重さを表すスイングウェイトは330で、市販モデルよりかなり重い設定です。
EXTREME MP 2026のスペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| 重量 | 300g |
| バランス | 320mm |
| 長さ | 27インチ |
| フレーム厚 | 23.0-26.0-21.0mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
100平方インチで300g、フレーム厚は最大26mmと、しっかり飛んでスピンもかかるラケットです。ダビドビッチ・フォキナ選手のようにスピンで相手を動かしたい方にピッタリ。
エクストリームには、このほかに軽量のMP L、長めのMP XL、競技モデルのPROなど様々なスペック展開があります。
ヘッドを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。
ストリングとテンション
ストリングは時期によって変えていて、2025年の時点ではホーク ラフを約55ポンド(25キロ)、ホーク パワーを約53ポンド(24キロ)で張っているとみられています。
どちらもHEADのポリです。ホーク ラフは表面に凹凸をつけてスピンをかけやすくしたタイプ、ホーク パワーは名前のとおり飛びを足したタイプ。2種類を別のテンションで張っているので組み合わせて使っているとみられますが、どちらを縦に張っているかまでは公表されていません。テンションは大会や気候によって変えるので、あくまでその時点の数字です。
まとめ
- アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ選手は1999年生まれ、スペイン・マラガ出身の27歳。両親はロシアにルーツを持ちます。
- 2026年のマヨルカでツアー初優勝。決勝は6回目でした。
- 2022年モンテカルロでジョコビッチを破って決勝進出。自己最高は14位(2025年11月)。
- 使用ラケットはHEAD EXTREME MP。ストリングはホーク ラフとホーク パワーのハイブリッドとみられます。
- 全米オープンは腰の負傷で欠場。2026年のジャパンオープンにも出場予定選手として入っています。
ドロップショットで有明の観客を沸かせる姿に注目です。














