マッテオ・ベレッティーニ|ウィンブルドン準優勝・使用ラケット

こんにちは。2021年のウィンブルドンで準優勝し、自己最高6位まで上がったイタリアのマッテオ・ベレッティーニ選手。本記事では、基本プロフィール、2026年シーズンの戦績、プレースタイル、使用しているラケットやストリングをまとめて紹介します。

2026年は全仏オープンでベスト8に進みました。10月の上海マスターズではコバチェビッチ選手に逆転勝ちしましたが、2回戦でナカシマ選手に敗れました。

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マッテオ・ベレッティーニ選手の3行まとめ

  • 使用ラケットはHEAD EXTREME MP/ストリングはシグナムプロのファイヤーストーム
  • 2021年ウィンブルドン準優勝/ツアー10勝のうち4つが芝のタイトル
  • 上海マスターズ2026は23本のエースで初戦突破/2回戦でナカシマに敗退

上海マスターズ2026|初戦突破も2回戦でナカシマに敗退

10月7日の上海マスターズ1回戦で、コバチェビッチ選手に6-7(3), 6-1, 6-4で逆転勝ちしました。23本のエースを決め、ブレークポイントを1度も与えませんでした。

上海マスターズ2026の10月9日の2回戦で、ベレッティーニ選手はナカシマ選手に6-7(4), 5-7で敗れました。第16シードのナカシマ選手に、2セットとも競り合いを落としての敗退です。

【10/9】上海マスターズ2回戦の結果はこちら

【10/7】上海マスターズ1回戦の結果はこちら

プロフィール

項目 内容
名前 マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)
生年月日 1996年4月12日(30歳)
出身 イタリア・ローマ
身長 196cm
利き手 右利き・両手バックハンド
プロ転向 2015年
コーチ トーマス・エンクイスト
世界ランキング 47位(2026年9月28日時点)
自己最高 6位(2022年1月31日)

ベレッティーニ選手はローマで生まれ、4歳でテニスを始めました。子どものころは水泳やサッカー、柔道もしていましたが、8歳のときに弟に背中を押されて本格的にテニスに打ち込むようになりました。その弟のヤコポ選手もプロのテニス選手です。

2026年3月からは、元世界4位のトーマス・エンクイスト氏がコーチについています。ベレッティーニ選手が2021年に初めてレーバーカップに出たとき、試合の準備を手伝ってくれたのがエンクイスト氏だったそうです。

2026年は全仏オープンでベスト8|モンテカルロでメドベージェフに6-0, 6-0で勝利

2026年は世界55位でスタートしましたが、全豪オープンは1回戦のデミノー選手との試合の直前に、脇腹の負傷で欠場しました。

4月のモンテカルロ(マスターズ1000)にはワイルドカードで出場し、2回戦で当時世界10位のメドベージェフ選手を6-0, 6-0で破りました。最初のゲームでブレークポイントを2本しのぐと、残りの11ゲームは一度もデュースにならず、試合時間は49分でした。トップ10の選手に6-0, 6-0で勝ったのは、ATPランキングが始まった1973年以降で5人目です。2016年ローマ(マスターズ1000)のゴフィン選手以来でした。

ベレッティーニ選手は試合後にこう振り返っています。

人生でも最高のパフォーマンスのひとつだったと思う。試合を通してミスは3本くらいしかなかった。ダニールのような難しい相手に、これは簡単なことじゃない

ただ、3回戦はフォンセカ選手に3-6, 2-6で敗れ、その後のマドリードとローマ(ともにマスターズ1000)でも初戦を突破できませんでした。ランキングは5月に107位まで落ちました。

そして全仏オープンには世界105位で臨みました。1回戦でフチョビッチ選手を逆転で下すと、2回戦はリンデルクネシュ選手に6-4, 6-4, 6-4で快勝しました。3回戦はコメサーニャ選手とのフルセットの激戦で最終セットのタイブレークを15-13で制し、4回戦はフアン・マヌエル・セルンドロ選手を6-3, 7-6(2), 7-6(6)で下して、2021年以来の出場でベスト8に進みました。

準々決勝はアルナルディ選手とのイタリア対決でしたが、第1セットの途中で左の股関節に痛みが出て、5-7, 2-5の場面で途中棄権しています。試合後の記者会見ではこう話しています。

棄権したいなんて、一番思っていないのは自分だ。もううんざりだよ

ウィンブルドンでは1回戦で、4セットすべてがタイブレークになったワウリンカ選手との接戦を制し、2回戦でフィス選手を破って3回戦に進みましたが、ディミトロフ選手にフルセットで敗れました。全米オープンは1回戦で再びワウリンカ選手に勝って2回戦に進みましたが、ナボネ選手に敗れています。

全仏オープンのベスト8でランキングは105位から48位まで一気に戻り、9月28日付では47位です。

主な戦績|ウィンブルドン準優勝、ツアー10勝、デビスカップ優勝

ツアー初優勝は2018年のグスタード(ATP250)で、決勝でバウティスタ・アグート選手を破りました。2019年はブダペストとシュツットガルト(ともにATP250)で優勝し、全米オープンでは準決勝に進んでナダル選手に敗れています。

一番の実績は2021年のウィンブルドン準優勝です。同じ年のクイーンズ(ATP500)で優勝して勢いに乗り、ウィンブルドンでは準決勝でフルカチ選手を下して、イタリアの男子として初めて決勝に進みました。決勝はジョコビッチ選手に第1セットを取ったものの、7-6(4), 4-6, 4-6, 3-6で敗れて準優勝に終わっています。

2022年は全豪オープンで準決勝に進み、自己最高の6位に上がりました。同じ年にシュツットガルト(ATP250)とクイーンズ(ATP500)で再び優勝し、ツアー10勝のうち4つが芝のタイトルです。2024年はマラケシュ、グスタード、キッツビューエル(いずれもATP250)で3勝しました。

イタリア代表としてはデビスカップで2024年・2025年の優勝メンバーです。2024年の決勝ではファン・デ・ザンツフープ選手を6-4, 6-2で下し、2025年の決勝ではカレーニョ・ブスタ選手に6-3, 6-4で勝っています。

プレースタイルはビッグサーブとフォアハンドを軸にした攻撃的なストローク

196cmの長身から打ち下ろすサーブと、強烈なフォアハンドが武器です。サーブで主導権を握り、フォアハンドで一気に決めにいきます。バックハンドはスライスを多く使い、回り込んでフォアハンドで打つ展開が得意です。

ツアー10勝のうち4つが芝という成績のとおり、球足の速いコートで力を発揮します。一方で、クレーでもグスタード・キッツビューエル・マラケシュで優勝しており、2026年の全仏オープンでもベスト8に進んでいます。

日本とのつながりはジャパンオープン出場とダニエル太郎選手との対戦

ジャパンオープン(ATP500)には2024年に初めて出場しました。1回戦でファン・デ・ザンツフープ選手に6-3, 6-4で勝って2回戦に進みましたが、フィス選手との試合は第1セットを7-6(5)で取ったあと、腹部の痛みで棄権しています。この大会で優勝したのはフィス選手でした。

2025年は1回戦でムナール選手に6-4, 6-2で勝って2回戦に進みましたが、ルード選手に6-7(4), 2-6で敗れています。

日本の選手では、ダニエル太郎選手とツアーで何度も対戦しています。2021年のベオグラード(ATP250)では準決勝でダニエル選手を下して、そのまま優勝しました。2023年のインディアンウェルズ(マスターズ1000)では敗れましたが、2026年5月のバレンシア(チャレンジャー)では6-4, 6-2で勝っています。

2026年のジャパンオープンは予選から出る予定でしたが、欠場者が出たため本戦に繰り上がりました。1回戦では、同じHEADのEXTREMEを使うダビドビッチ・フォキナ選手に第1セットを1-6で落としたものの、1-6, 7-6(1), 6-4で逆転勝ちしました。2回戦では予選から勝ち上がったバジェホ選手に6-7(6), 1-6で敗れ、大会初のベスト8には届きませんでした。

使用ラケットはHEAD EXTREME MP

ベレッティーニ選手が契約しているのは、HEADのEXTREME MPです。エクストリームはHEADの中でスピン系にあたるシリーズで、コントロールのプレステージ、オールラウンドのスピードに対して、回転をかけて振り抜くプレーに向いています。

試合で使っている個体は、エクストリームの塗装をしたプロ用のフレーム(TGT 285.2)とみられています。シリコンと鉛を足して、ガットを張っていない状態で326g、バランス326mmとされ、市販モデルよりかなり重い設定です。

EXTREME MP 2026のスペック

項目 数値
フェイス面積 100平方インチ
重量 300g
バランス 320mm
長さ 27インチ
フレーム厚 23.0-26.0-21.0mm
ストリングパターン 16×19

100平方インチで300g、フレーム厚は最大26mmと、しっかり飛んでスピンもかかるラケットです。ベレッティーニ選手のようにフォアハンドで打ち込んでいきたい方にピッタリ。

エクストリームには、このほかに軽量のMP Lなど様々なスペック展開があります。

同じEXTREMEシリーズは、ジャパンオープン2026の1回戦で対戦したダビドビッチ・フォキナ選手も使っています。ヘッドを使うほかの選手は、シリーズ別にまとめた記事で紹介しています。

ストリングはシグナムプロのファイヤーストーム

ストリングはドイツのメーカー、シグナムプロのポリエステルストリングファイヤーストームです。硬めでコントロールしやすいストリングで、同じイタリアのコボッリ選手も使っています。

テンションは約51ポンド(23キロ)とされています。大会や気候によって少し変えるので、あくまで目安の数字です。

シューズはアシックス、ウェアはBOSS

シューズはアシックスと契約しています。2023年には、ウェアを提供するBOSSとアシックスがコラボし、ベレッティーニ選手のための限定カラーのGEL-RESOLUTION 9も発売されました。

ウェアはドイツのファッションブランドBOSSです。2022年から長期契約を結んでおり、コートの外でもブランドの顔を務めています。

まとめ

  • マッテオ・ベレッティーニ選手は1996年生まれ、イタリア・ローマ出身の30歳。身長196cm。
  • 2021年のウィンブルドンでイタリアの男子として初めて決勝に進み、準優勝。自己最高は6位。
  • ツアー10勝のうち4つが芝のタイトル。デビスカップでは2024年・2025年の優勝メンバー。
  • 2026年はモンテカルロでメドベージェフ選手に6-0, 6-0で勝ち、全仏オープンでベスト8。
  • 使用ラケットはHEAD EXTREME MP、ストリングはシグナムプロのファイヤーストーム。

2回戦のナカシマ選手との試合でも、サーブとフォアハンドに注目です。

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