
こんにちは。男子テニスのマスターズ1000、ロレックス上海マスターズ2026が10月7日から18日に中国の上海で開かれます。世界1位のシナー選手は右ひざの問題で今季の残りの大会を欠場しますが、世界2位のズベレフ選手と3位のアルカラス選手は出場します。
本記事では、大会の日程、出場選手、日本勢の試合結果と次の対戦相手、日本での視聴方法をまとめます。10月9日の2回戦までの結果を反映した本戦ドローと、日本勢の結果も掲載しています。
結論:上海マスターズ2026のポイント
- 10月7日〜18日、上海の旗忠テニスセンターで開催
- 世界1位のシナーは今季終了/ファイナルズ出場権争いも注目
- 日本勢は坂本がルブレフを破って3回戦へ(次はデミノー)/島袋は1回戦敗退
- 日本ではU-NEXTが本戦を配信
大会概要|10月7日から18日、上海で開催
上海マスターズは、年間9大会あるマスターズ1000の1つです。2009年に始まったハードコートの大会で、今回で15回目になります。アジアで開かれるマスターズ1000は上海だけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2026年10月7日(水)〜18日(日) |
| 予選 | 10月5日(月)・6日(火) |
| 会場 | 旗忠テニスセンター(上海) |
| コート | ハードコート |
| ドロー | シングルス96人 |
| 優勝 | 1,000ポイント 賞金115万1,380ドル(約1億8,000万円) |
| 前回優勝 | バランタン・バシュロ |
シングルスの本戦は96人で、シード選手32人は1回戦が免除され、2回戦から登場します。組み合わせの抽選は10月5日(月)に行われました。
賞金の総額は941万5,725ドル(約14億9,000万円)です。1ドル=約158円(10月4日時点)で換算しています。最多優勝はジョコビッチ選手の4回で、2024年にはシナー選手が決勝でジョコビッチ選手を破って初優勝しています。
過去の決勝(2009年〜)
2009年の第1回からの決勝の結果です。2020年から2022年は新型コロナウイルスの影響で開かれませんでした。表は横にスクロールできます。
| 年 | 優勝 | 準優勝 | スコア |
|---|---|---|---|
| 2025 | バシュロ | リンデルクネシュ | 4-6, 6-3, 6-3 |
| 2024 | シナー | ジョコビッチ | 7-6(4), 6-3 |
| 2023 | フルカチ | ルブレフ | 6-3, 3-6, 7-6(8) |
| 2019 | メドベージェフ | ズベレフ | 6-4, 6-1 |
| 2018 | ジョコビッチ | チョリッチ | 6-3, 6-4 |
| 2017 | フェデラー | ナダル | 6-4, 6-3 |
| 2016 | マレー | バウティスタ・アグート | 7-6(1), 6-1 |
| 2015 | ジョコビッチ | ツォンガ | 6-2, 6-4 |
| 2014 | フェデラー | シモン | 7-6(6), 7-6(2) |
| 2013 | ジョコビッチ | デルポトロ | 6-1, 3-6, 7-6(3) |
| 2012 | ジョコビッチ | マレー | 5-7, 7-6(11), 6-3 |
| 2011 | マレー | フェレール | 7-5, 6-4 |
| 2010 | マレー | フェデラー | 6-3, 6-2 |
| 2009 | ダビデンコ | ナダル | 7-6(3), 6-3 |
最多優勝はジョコビッチ選手の4回で、マレーさんが3回、フェデラーさんが2回です。2025年は予選から勝ち上がったバシュロ選手が、いとこのリンデルクネシュ選手との決勝を制しました。日本の選手が決勝に進んだことはありません。
ファイナルズ出場権争い|9位と10位は150ポイント差
上海は今季最後から2番目のマスターズ1000で、最後はパリ・マスターズ(本戦11月2日〜8日)です。年間最終戦のATPファイナルズにはシングルス8人が出場します。上海の優勝者には1,000ポイント、準優勝者には650ポイント、準々決勝に進めば200ポイントが与えられます。上海後にもウィーンやバーゼルなど、ポイントを積み重ねる大会が残っています。
10月7日20時12分(日本時間)時点で、レース(年間の獲得ポイント)の1〜10位は次のとおりです。★は出場決定、灰色の行は欠場を表します。今季を終えて欠場するシナー選手を除いた現在の上位8人は、9位のジョコビッチ選手までです。太線はその目安で、出場決定を示すものではありません。
| レース順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ★ズベレフ | 8,760 |
| 2 | シナー(欠場) | 7,950 |
| 3 | ★アルカラス | 4,560 |
| 4 | シェルトン | 4,440 |
| 5 | コボッリ | 3,540 |
| 6 | ティアフォー | 3,340 |
| 7 | フィス | 3,285 |
| 8 | メドベージェフ | 3,030 |
| 9 | ジョコビッチ | 2,840 |
| 10 | デミノー | 2,690 |
9位のジョコビッチ選手と10位のデミノー選手は150ポイント差です。ATPファイナルズ初出場を目指すコボッリ選手、ティアフォー選手、フィス選手も上海に出場しています。
シェルトン選手は上海の開幕前のインタビューで、ファイナルズ出場と年間トップ5を目標に挙げています。
I want to be there playing in the Final eight. I want end of year Top-5 finish for the first time.
(最終戦の8人に入りたいです。初めて年間トップ5でシーズンを終えたいです)
9位のジョコビッチ選手は2回戦でフルカチ選手に敗れ、試合後には、ATPファイナルズの前に出るのはパリ・マスターズだけの予定だと話しました。初出場を目指すコボッリ選手も2回戦で敗れています。トリノ行きを目指す選手たちの勝ち上がりも追っていきたいですね。
出場選手|シナーが欠場、ズベレフとアルカラスは出場
エントリーには世界ランキングトップ50の全員が名を連ねましたが、世界1位のシナー選手が10月3日に欠場を発表しました。
シナー選手は7月のウィンブルドンで優勝したあと、膝のけがで全米オープンも北京(ATP500)も欠場していて、上海での復帰を目指していました。自身のInstagramのストーリーズでは、こう話しています。
残念ながら、今年は望んでいたように上海マスターズでプレーすることができません。上海のファンの前でプレーするのはいつも楽しみなので、来週プレーできないのは本当に残念です。応援ありがとうございます。来年また会えるのを楽しみにしています。
その後、10月6日に今季の残りの大会を欠場することも発表され、ATPファイナルズにも出場しません。
シナー選手の欠場で、出場する選手の中では世界2位のズベレフ選手が最上位、3位のアルカラス選手が続きます。主な出場選手は以下のとおりです。
| 選手 | 順位 |
|---|---|
| アレクサンダー・ズベレフ | 2位 |
| カルロス・アルカラス | 3位 |
| ベン・シェルトン | 4位 |
| フェリックス・オジェ=アリアシム | 5位 |
| ダニール・メドベージェフ | 6位 |
| フラビオ・コボッリ | 7位 |
| ノバク・ジョコビッチ | 11位 |
| バランタン・バシュロ | 18位 |
※順位は9月28日時点の世界ランキング
ズベレフ選手は今年の全仏オープンと全米オープンを制していて、上海では初優勝を狙っています。直前の北京は準々決勝でジョコビッチ選手に敗れました。
アルカラス選手も上海ではまだ優勝していません。直前のジャパンオープン(ATP500)では、10月6日の決勝でレヘチカ選手を7-6(4), 6-4で破り、連覇を果たしました。
上海で大会最多の4回の優勝を誇るジョコビッチ選手は、直前の北京(ATP500)で優勝しました。決勝はデミノー選手が第2セットに入ったところで棄権しています。前回王者のバシュロ選手は、ジャパンオープンで準決勝まで勝ち進みました。
本戦の組み合わせ|第1シードはズベレフ、第2シードはアルカラス
10月5日に本戦の組み合わせが決まりました。上位8シードは以下のとおりで、32人のシード選手は2回戦から登場します。
| シード | 選手 |
|---|---|
| 第1シード | アレクサンダー・ズベレフ |
| 第2シード | カルロス・アルカラス |
| 第3シード | ベン・シェルトン |
| 第4シード | フェリックス・オジェ=アリアシム |
| 第5シード | ダニール・メドベージェフ |
| 第6シード | フラビオ・コボッリ |
| 第7シード | フランシス・ティアフォー |
| 第8シード | アルトゥール・フィス |
上位シードでは、第6シードのコボッリ選手、第10シードのジョコビッチ選手、第24シードのムゼッティ選手が2回戦で敗れました。ジョコビッチ選手はフルカチ選手に4-6, 3-6で敗れました。第17シードのバシュロ選手はアルカラス選手と同じ山です。
本戦は96人で、シード32人は2回戦から登場するので、2回戦から始まる8人のブロックに分けています。黄色は日本勢です。かっこ内の数字はシード、WCはワイルドカード、PRはプロテクトランキング、Qは予選通過者、LLは欠場者に代わって本戦に入るラッキールーザーです。
ズベレフのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ズベレフ(1) | ||||||
| アリス | ||||||
| ブブリク(19) | ||||||
| ナカシマ(16) | ||||||
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
コボッリのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| デミノー(9) | ||||||
| 坂本怜(Q) | ||||||
| ハチャノフ(26) | ||||||
| マナリノ | ||||||
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
シェルトンのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| シェルトン(3) | ||||||
| ジェア | ||||||
| セルンドロ(21) | ||||||
| メンシク(13) | ||||||
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
ティアフォーのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルカチ | ||||||
| チョウ・イー(WC) | ||||||
| ダビドビッチ・フォキナ(25) | ||||||
| ティアフォー(7) | ||||||
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
フィスのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
オジェ=アリアシムのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
メドベージェフのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
アルカラスのブロック
| 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準々 決勝へ |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| このブロックの1回戦(スコアは勝者から) | ||||
|---|---|---|---|---|
準々決勝・準決勝・決勝
| 4回戦の勝者 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
日本勢|坂本がルブレフを破って3回戦へ、島袋は1回戦敗退
坂本怜選手は10月9日の2回戦で、第23シードのルブレフ選手を破りました。坂本選手がルブレフ選手に6-4, 6-4で勝ちました。予選から数えて5連勝で3回戦に進んでいます。10月7日の1回戦ではトゥルンゲリティ選手に勝っていました。
島袋将選手はワイルドカードで本戦に出場しましたが、ケツマノビッチ選手に2-6, 4-6で敗れました。
3回戦の相手は、モルチャン選手の棄権で勝ち上がった第9シードのデミノー選手です。日程と開始時刻は前日に発表されます。坂本選手は20歳以下のNext Gen ATPファイナルズ(12月9日〜13日、イタリアのレッジョ・カラブリア)の出場権レースでも、この勝利で7位から4位に上がりました。
予選決勝(10月6日)の結果
予選に出場した日本勢5人のうち、坂本選手、望月選手、西岡選手の3人が予選決勝に進みました。スコアは日本の選手から見た数字です。
| 日本の選手 | 対戦相手・結果 |
|---|---|
| 坂本怜 | ジャケ(予選第3シード) 勝利・本戦進出 7-6(6), 4-6, 7-6(8) |
| 望月慎太郎 | サフィウリン(予選第2シード) 敗退 2-6, 3-6 |
| 西岡良仁 | スヴルチナ(予選第17シード) 第1セット2-5で途中棄権 |
西岡選手は腰を負傷し、第1セットの途中で棄権しました。
予選1回戦(10月5日)の結果
日本人対決となった予選1回戦では、望月選手が第1セットを落としたものの、ダニエル選手に2-6, 6-2, 6-2で逆転勝ちしました。坂本選手はホン選手に6-3, 7-5、西岡選手はシェフチェンコ選手に6-2, 6-4で勝っています。野口莉央選手はミュラー選手に3-6, 6-4, 1-6で敗れました。
前回大会|世界204位のバシュロが予選から優勝
2025年の上海では、当時世界204位のバシュロ選手が予選から勝ち上がって優勝しました。準決勝でジョコビッチ選手を破り、決勝ではいとこのアルチュール・リンデルクネシュ選手に4-6, 6-3, 6-3で逆転勝ちしています。マスターズ1000の優勝者としては、史上もっとも低いランキングでした。
バシュロ選手のプロフィールや、いとこのリンデルクネシュ選手との関係は以下の記事で紹介しています。
日本での視聴方法|U-NEXTが本戦を配信
日本で上海マスターズを見られるのはU-NEXTです。U-NEXTは2025年から2029年までATPツアーの日本国内での配信権を持っていて、上海マスターズも本戦1回戦から決勝まで配信します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信サービス | U-NEXT |
| 配信内容 | 本戦(シングルスの4回戦以降は実況・解説付き) |
| 月額料金 | 2,189円(税込) ※Webから申し込んだ場合 |
| 無料トライアル | 31日間(初回のみ) |
四大大会を中継しているWOWOWでは、上海マスターズは見られません。
上海と日本の時差は1時間で、日本の方が進んでいます。現地の昼の試合は日本の昼過ぎ、夜の試合は日本の夜に見られます。日ごとの試合順と開始時刻は、前日に発表されます。
U-NEXTとWOWOWの違いは、以下の記事にまとめています。
まとめ
- 上海マスターズ2026は10月7日から18日、上海の旗忠テニスセンターで開催。
- 世界1位のシナー選手は右ひざの問題で今季終了。世界2位のズベレフ選手と3位のアルカラス選手は出場。
- 前回王者のバシュロ選手と、最多4回優勝のジョコビッチ選手も出場。
- 第1シードはズベレフ選手、第2シードはアルカラス選手。
- 日本勢は坂本選手がルブレフ選手を破って3回戦進出、島袋選手は1回戦敗退。
- ジョコビッチ選手、コボッリ選手、ムゼッティ選手は2回戦で敗退。
- 望月選手は予選決勝で敗退、西岡選手は腰の負傷で途中棄権。
- ファイナルズ出場権争いは上海から、最後のマスターズのパリ(本戦11月2日〜8日)まで続く。
- 日本ではU-NEXTが本戦を配信。
上海で初優勝を狙うズベレフ選手とアルカラス選手、そしてルブレフ選手を破って3回戦に進んだ坂本選手にもぜひ注目してください。

























